4日目

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うっすらと明るくなっている空が見えた。
今日も暗いうちに目が覚めなかった。

コーヒーを淹れてパソコンを起動した。
いつもよりちょっと濃い目にしてみた。

ニュースを確認しメールをチェックする。
たいしたニュースはないようだ。

ヘッドホンをかけてKINEから流れてくるハワイアンミュージックを聴く。
ハワイコナコーヒーとKINE。
僕にとって、ハワイを感じるアイテムだ。

パソコンは危険だ。
インターネットを見ていると知らないうちに時間がたってしまう。
ハワイにいるんだから、パソコンは必要最低限にしてハワイならではの事をするべきだ。

部屋の窓から見えるアラモアナビーチには波が少ないようだ。
それでは、今日はイーストの海に行ってみよう。

クルマを走らせて、まずはサンディビーチを目指す。
ワイキキビーチにも波がないように見える。
ボディーボード専用ポイントにも波はない。
サンディービーチに期待をする。

イースト方面の景色はすばらしい。
これぞハワイ!というような海が見える。
「ちょっと雲が多いけれどそれもまたよし」と言ったところか。

窓を全開にして、ラジオのボリュームを上げた。
窓から必要以上の風が入ってくる。

「ゴー」という風の激しい音、ラジオからはメロウなハワイアンミュージック。
アップダウンの多い道。

たくさんの観光客を乗せたバンの後ろを走る。
バンの速度は遅いので、自分の速度ではしる時より景色を見ることができた。(安全に、です。)
バンはScenicという表示のあるパーキングに入っていったので、僕は少し速度を上げた。

サンディービーチが遠くに見える。
まだ、朝の早い時間なので、パーキングに駐車しているクルマは少ない。

サンディービーチのパーキングにクルマをいれ、波を見た。
やはり波は小さい。

あるポイントだけ波があり、そこで数名のボディーボーダーが波に乗っていた。
ほんの小さなスペースだけ波が来る。


飼い主は、僕に挨拶をしてボディーサーフィンをしにいってしまいました。犬はおとなしいです。


僕もそこに行こうかと思ったけれど、波に対してボディーボーダーの数が多いのでやめておいた。

何枚か写真を撮って、マカプウビーチを見に行くことにした。
「場所が変われば波も変わる」ということである。

マカプウはサンディビーチとは近い。
スグに到着する距離だ。

クルマから降りてビーチへ歩いていく。
駐車場からちょっとだけ離れている。

海を見ると、1人だけ海に入っていた。
ボディーサーフィン(カラダをボードのようにして波に乗る。道具は使わない)をしている。


この海の色がいいでしょ。


ショアブレイクの波だが、あまりにも浜に近いところで波が砕けるため、ボディーボードをするには適していない。
全体的に波が無い状態である。

せっかくきたので、撮れるだけの写真を撮った。
僕はマカプウビーチの景色が好きだ。
自宅でメインパソコンとして使っているDELLのデスクトップの壁紙は数年前にマカプウビーチの波を撮影したものである。


ほんとうに波をみていると飽きません。


シャッタースピードを上げて撮影しました。


そして撮影をやめて、石の上に腰をおろしてしばらく海を見ていた。
波や空の雲の動きは、いつまでも飽きずに見ていられる。


雲は芸術的だと思います。日本で見る雲も好きです。


ここで浜にいるのは、僕一人だけ。(ボディーサーフィンをしている人が僕のほかにはひとりいるだけ)
ここの浜を独り占めだ。
ハワイは日本からたくさんの観光客が来る。
特にオアフ島は人が多い。
そんな状況でも、すこしだけ離れたビーチに朝早く行けば、ステキなビーチを独り占めできる。

「もういちどサンディービーチに行ってみて波がなかったら帰ろう」。
そう思ってクルマに乗った。



サンディービーチに到着すると、先ほどは曇りだったが少しずつ晴れ間が見えてきた。
太陽の光が僕のカラダを照らす。
しばらくすると、じんわりと汗が出てきた。
今日も暑くなりそうだ。


明るい部分がキレイです。



本当に人が少ないんですよ。朝のサンディビーチも。


波の状況は変わっていなくて、一部分だけ波が立つような状況だった。

「今日は海に入らなくてもいいか」。
そんな気持ちになった。





部屋へ戻ると妻はおきていたが、ムスメはまだ寝ていた。
咳の状況は良くない。
「コン、コン、コン」と何度も咳を繰り返す。
咳がひどくて眠りも浅かったようだ。

しばらく寝かしておこう。

僕は旅行ファイルから海外旅行傷害保険の保険証券を出した。
ムスメを病院に連れて行くことを決心した。
これ以上、悪くなったら大変である。
もう少し様子を見るということも考えたが、ここで病院にいかないと後悔する可能性の方が高いと判断した。

ムスメが起きたので、「これから病院にいくよ」と事情を話した。
ムスメも自分の咳の状態を理解していたようで、すんなりと病院にいくことに納得した。

僕はインターネットに接続しているパソコンでSkypeを起動し、そこから電話をかけた。

まずは保険会社からだ。
事情を報告してキャッシュレスで治療を受けられる病院を探してもらった。
いちばん近いところは、ドクターズ・オン・コールだという。
ここなら、僕は詳しい。
ケガをしたときにお世話になっているからだ。(旅行日記 ALOHA HAWAII2006参照)

保険会社から病院に連絡をしてくれるのかと思ったら、自分で病院に連絡するように言われた。
そこまではやらないか。

電話を切って、Skypeに保存されていたドクターズ・オン・コールの番号を使って電話をする。
ケガをしたときも、Skypeを使って電話をしていたのだ。
このホテルからは、たった75セントしか市内電話料金はかからないが、その金額でも節約できるに越したことはない。

電話の第一声は英語だったが、日本語を話せそうな英語を話していた。
日本語を話せるかを確認し、ここからは日本語で話した。
内容は、「診察はすぐできること、15分くらいで迎えにいけること、持参するのは保険証券とパスポート(ムスメと保護者である僕の2つ)」である。

きっちりと時間通りにホテルのクルマ寄せに行った。
たくさんのクルマがあって、ベルさんは大忙しだ。
みんなほぼダッシュして対応している。

その列の後方にドクターズ・オン・コールのクルマを発見して、僕らが乗ることをアピールしてドアを開けてもらった。

クルマに乗り、しばらくホテルの車寄せの混雑による渋滞にはまっていた。

ドクターズ・オン・コールまではクルマで5分くらいである。
シェラトン プリンセス カイウラニ ホテルの中にある。


英語表記の「ドクターズ」に統一して文章を書いています。


部屋の中に入り、手続きを行なう。
保険証券があると、手続きもスムーズだ。
病院側は海外旅行傷害保険に加入していて、しかもキャッシュレスで提携している保険会社の契約者だから安心なのだ。

僕もいくら治療費がかかっても(上限2000万円までですが)僕のお金に影響しないので、安心していられる。
もし、海外旅行傷害保険の保険料をケチって入ってこなかったら、まだ様子を見るといって病院に来ていなかったと思う。
いくら請求がくるかわからない状況だと、そういう思考になるのだ。
本当にこまった状況になったときに、やっと、病院にいくという決断をするだろう。

支払いをしても利益にならないかもしれないが、事前に金額を書いた小切手を渡す。
なにも支払わない可能性の方が大きいが、なにかあった場合は金額の書いていない小切手を差し出す。
その2つから選択をすること。
海外旅行傷害保険は、そういうことだ。(入っていた方がよいと思います。とくに子連れなら。)

ムスメと妻が診察室に入っていった。
僕は、手続きの関係があると思って、待合室に残った。


窓の外は明るくて暑そうに見えます。


係の人に、「インフルエンザの予防接種の張り紙がありますが、これは新型インフルエンザ対応のものなのですか?」と訊くと、「いいえ、これは季節性のインフルエンザの予防接種です」という。
もし、新型インフルエンザ対応のモノならば、ここで予防接種してしまおうかと思っていた。
ハワイも医療関係者の分が確保されたような状況らしい。
「われわれにも、まだワクチンは来ていないです」という。
どこの国も新型インフルエンザのワクチンは品薄らしい。


インフルエンザと戦おう!


マイケル・ジャクソンの特集が組まれているアメリカ雑誌を眺めながら、診察が終わるのを待っていた。


しばらくすると、ムスメと妻が診察室から出てきた。
「どうだった?」と妻に聞くと、「気管支炎にかかっていた」という。
そのため、抗生物質と咳止めをもらったという。(日本では、治療とは別の場所に行ってクスリをもらうようになっているが、2箇所行くのは面倒なのでカンタンなクスリだったら治療したところでもらう方が便利だと思いました)

もっと早めに来るべきだったか。
まぁ、今言ってもしかたない。

「あの、なにか手続きはあるのでしょうか?」と係の人にたずねたところ、「もうすることはありません。お送りするクルマの手配をします。」といい、無線でドライバーにどれくらいで戻ってこれるか確認をしていた。

キャッシュレスは楽だ。
自分のケガのときは、日本に帰ってから費用の請求をする必要があった。
大した手続きではないが、ちょっと面倒だった。
キャッシュレスならそんなことをせずに、なにもなかったように済んでしまう。

ホテルまで送ってもらった。
ホテルのクルマ寄せに到着してクルマから出ると、いつも話をするベルさんが僕に気づいた。
乗っているクルマはドクターズ・オン・コールのクルマだったので、ベルさんはなにかがあったことを察知し、顔をくもらせた。

「どうした!」とベルさんがいう。
彼の奥さんは日本人で、日本語を少しだけ話す。
僕は、カバンから電子辞書を取り出し、「bronchitis:気管支炎」と表示したのを見せた。(最初は、発音しようと思ったが読めなかった。笑)
彼は流暢な英語で発音したが、1回では覚えられないような読みだった。(笑)

ムスメをみて、大したことがないのがわかったようだ。

今日からはプールや海に入れないと説明をした。
「イヤ!」と最初は言ったが、自分のカラダの状況はわかっているようで、納得してくれた。
「なおったらプールにはいっていい?」と訊くので、「治ったらね」と答えた。
そして、「おなかがすいた」というのでなにが食べたいかを訊いたところ、「クアアイナ」という。
クアアイナは2日前にも行っているが、食べたいというものを食べさせた方がいいと思ったのと、ホテルから近い場所にあるので、クアアイナに行くことにした。


クアアイナ近くのパーキング。(無料)


時計を見ると、14時前。
ちょっと遅めのランチだ。
クアアイナのハーフパウンドのハンバーガーはおいしい。
ジューシーな肉は絶品だと思う。



肉!


大きいハンバーガーなので、あまり噛まないでどんどん食べていってしまいそうになる。
そこをぐっとこらえてできるだけたくさん噛むようにすると、特製スパイスと肉のうまみが口の中に広がっていく。

火が通りきっていないたまねぎの味が肉の味を一瞬消す。
そして、また肉の味が口の中に広がっていく。

ハーフパウンドは、僕にとって充分な量だと思う。
フレンチフライポテトもあるので、むしろ多すぎかもしれない。
しかし、お腹が満たされるよりも、口が味を求めてしまうのだ。
まだ、食べたいという欲求が沸いてくる。
さらにハーフパウンド食べてしまいたいくらいだ。(ここで食べてしまうと、Fatになります)

フレンチフライを食べて、レモネードを飲む。
少ししてから自分の胃袋の現状がわかってきた。(笑)

少し食休みをしてから、クアアイナを出た。
ここワードセンターにはトイレがあるので、ここで行っておく。
ハワイは日本と違い、トイレに困る場合がある。
どこでもトイレが使える日本は本当にありがたい。

ムスメと妻を待っていると、コーヒーのいい香りが漂ってきた。
Mocha Javaからだ。

コーヒーが飲みたくなって、Daily Coffeeを注文しにカウンターへ行った。
「Hi!Just a moment Please!」と笑顔で言われた。


ポップな手書きカンバン。全体的に高めな値段設定な感じがしますね。


どうやらAcai Bowlを作っているようだ。
待っているあいだAcai Bowl作っているのを見ていた。

近くのテーブルに座っていた2人組のローカルの女の子にできたことを知らせた。
取りに来た女の子にAcai Bowlを渡すと、僕に向かって笑顔で注文を聞いた。

僕はDaily Coffeeのラージを注文してお金を払う。
「ミルクと砂糖は使いますか?」と訊かれるが僕は使わないので断ると、ポットに入っているコーヒーをなみなみとカップに注いでくれていた。
ハワイでは、「ミルクと砂糖を使うか」と訊かれることがある。
コーヒーを注文すると訊かれることが多かったので、「自分で砂糖とミルクをいれるような仕組みなので、なんで訊くのだろう?」と不思議に思っていた。
あるとき同様に砂糖とミルクを入れるかどうかを訊かて答えたら、そのお店のキュートな店員さんが「じゃあ、いっぱい(コーヒーを)入れちゃうね!」と明るく言ってくれたことでその真意を知った。

かなり熱いコーヒーだったので、ちびちびとしか飲むことができなかった。
クルマのカップホルダーに入れて、少しさめるまで待つことにした。

さて、次は買い物だ。
今の時間を考えると、近場のROSSを1店舗行くくらいがいいところだろう。
パールリッジ店に決めた。
パールハイランド店は行っているし、ワードセンターも行っている。
ダウンタウン店は行きたくないし、アラモアナ店も観光客が多くいることから品薄が予想される。
近くで行っていない店はパールリッジ店である。

H1に乗って行けばすぐだ。

ここの駐車場の雰囲気はあまり好きではない。
なんとなく物騒な感じを受ける。
なにか危ない目にあったとかではなく、壁の色とか、つくりの雰囲気がどことなく雰囲気が良くないのだ。
明るいうちに訪れたい所である。
対照になるのが昨日に行ったパールハイランドである。
ここは、夜に行ってもまったく怖くない雰囲気だ。
ROSSの店内ももう少し照明を明るくした方がよさそうな感じがする。
ただ、品物の数は多いので、目当ての商品にあたる可能性は高い。

僕はジョギングシューズがあるかどうかを確認したくらいで、あとはぷらぷらとしていた。
買うつもりはない旅行カバンを見たり、エレクトロニクス関連でおもしろいものがないかを確認したりしていた。


ね、少々暗めでしょ。


さて、夕食を買って帰ろう。
ニコスピアの閉店時間にまでにはぎりぎり間に合いそうだ。

ニコスピアに到着して店に入ると、テーブルのほとんどが片付けられていた。
あと15分で閉店だ。


閉店間際で、ほとんどすべてのイスが撤去されているような・・。どこで待っていればいいのかな?


コンボプレートとポキサラダを購入する。
ランチの時間が遅かったからあまり食べないだろう。
いつもは2つのプレートを頼むところをキャッチ・オブ・ザ・デイを減らしてプレートを1つにした。

ポキサラダをつまみにビールを飲むくらいでよさそうだ。
さっきのハンバーガーをもうひとつくらいいけそうな食欲は、どこかに消えていた。(笑)


ホテルへ戻り窓を開けて外を眺めた。
サンセットまではまだ時間がある。


空と雲がいい。


シャワーを浴びてビールを飲む。
ポキサラダはつまみにいい。


今日のはすこしウエルダン気味。


サニーサイドアップは、いい感じで半熟です。付け合せのサラダが品切れだったのかな?ナロじゃないです。



だらだらとサンセットまでビールを飲んだ。

今日も早めに寝よう。


日が沈む。眠くなる。(笑)





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