「マウイマラソン&サーフィン、そしてWANA(バナ)。」 ハワイ旅行日記2010年9月。 

滞在3日目



脚の筋肉痛はたいしたことはないようだ。
目がさめて最初に確認したのは、早朝にサーフィンのレッスンを入れているからだ。
「きちんとトレーニングをしていれば、筋肉痛は少ないはず」と考えていた。
目標より遅く走ったのが筋肉痛が少ない理由のひとつだと思う。

時間は早いけれど出発しよう。

カアナパリのホテルからラハイナまではクルマですぐだ。
事前にパーキングの場所をチェックしていたので、その場所を探してクルマを停めた。


このパーキングはどうやら3時間まで無料らしい。
レッスンの時間は2時間なので、ちょっと早めに到着していても無料ですみそうだ。

このパーキングからレッスンを申し込んだ店は近いはず。
見回すと、Google Mapのストリートビューで確認した店があった。
本当に近くだ。

受付だけでもしておこうと店に行く。
店には店員らしき人だけで他にはだれもいない。

とりあえず入ってみよう。
僕>「Good Morning、(以下、会話は英語ですが日本語表記で。)サーフレッスンを申し込んでいたKYO-Gです」。
係の女性>「8:30からのレッスンですね。それではこちらの用紙に記載をお願いいたします。こことここにイニシャルを、最後のサインを記載してください」。

たくさんの英語で書かれているのは、免責条項とかだろう。
ほとんど読まないでサインをした。

係の女性>「CoolなTシャツを着ていますね」。
僕>「どうもありがとう」。

僕はどのTシャツを着ているかさえ、覚えていなかったので、自分のTシャツを見た。
僕>「妻の両親がヨーロッパ旅行に行ったときに、スイスで買ってきてくれたものです。もしかして、出身はスイスですか?」。
係りの女性>「そう、スイスから旅行で来て、ハワイがスキになって住むことにしたんです」。

係りの女性は、言われてみればヨーロッパ人のような顔をしている。それも北欧系の端整な顔だ。
マルチナ・ヒンギス(テニスプレーヤー)に似ている。

彼女は日本語にも興味があるようで、自己紹介を日本語でしてくれた。
上手とほめたあと、「それは、ちょっと男っぽい話し方の日本語なので、女性ならこのように話したほうがよりいいですよ。」とワンポイントレッスンをした。

さて、時間まであと20分ちょっとある。
「この近くでコーヒーが飲める店はありますか?」と訊き、教えてもらった。
僕はテクテクとその店に向かって歩いていった。
散歩をしているのは欧米系の方がほとんどで、日本人っぽい人は見かけない。
ラハイナの町に宿泊する日本人は少ないのかな。

それにしてもハワイの朝は気持ち良すぎだ。

スターバックスを簡素化したようなインテリアの店があった。
たぶんここが教えてもらった店だ。

インターネットの接続できるPCが数台あり、昼とか夕方にはえらく混雑しそうな気がする。
まだ、今日の営業開始をして間もないような雰囲気だ。

 

 


僕は本日のコーヒーをラージサイズで注文した。
あつあつのコーヒーが出てきた。
やはり、開店したてなんだ。

紙でできたカップからひと口飲む。
うん、淹れたてのコーヒーはおいしい。

僕はホテルでコーヒーを飲ずに出かけたので、ここでコーヒーが飲めたのはうれしい。

しばらくこの場所にいたが、散歩をしながらサーフショップに戻ることにした。

お店に着くと、欧米人のカップルが店に入ってきた。

やさしそうなダンナさんと、活発そうな奥さんだ。
奥さんは、アランチャ・サンチェス(元テニスプレーヤー)といった感じだ。
明るく挨拶されたので、僕も笑顔で挨拶した。

がっしりとした体型のハワイの人といった感じの人が入ってきた。
「私はアキーモ。サーフレッスンを担当します。あなたのお名前は?」
「僕はKYO-G、日本からの旅行者です。」と僕も挨拶をした。

「レッスンできるように着替えて」と言われ、更衣室兼トイレ(スペース広め。キレイに掃除されている)に入り、水着に着替えた。
そして足のサイズを聞かれ、そのサイズにあったマリンシューズを渡された。
海の底はいろいろ危険なのだろう。(本当にそれに気づかされるのは、数日後・・・・・。)

レッスンポイントまでマリンシューズを履いたまま行く。
生徒は僕と、サンチェスご夫妻の3名だ。

実は参加者数は予想通りなのだ。
ラハイナで月曜日の8:30にサーフレッスンを受ける人はほとんどいないと思っていて、そして日本人はいないと考えていた。

なぜなら、もし日本人がレッスンを受けるとしたら、次の時間帯(開始時間は11:00だったと思います)を選ぶと考えていたから。
マウイマラソンを走りに来た人は、翌日の朝にサーフィンのレッスンは受けないだろう。

もしかしたら、グループレッスンに申し込んでも生徒は1人という可能性もあると思っていた。
残念ながら3名となったが、セミパーソナルレッスンといった感じになった。

サンチェスさんは僕に話しかける。
「どこから来たの?ハワイは何回目?」というように。
訊きたいことは答えたいの法則(勝手に考えた)なので、訊かれたことはすべて聞き返した。

「私はスペイン系のアメリカ人です。ハワイは初めて。とてもいいところね。」という感じで話を聞いていた。

こういう場面で思うのは、最低限の英会話は必要だということだ。
ちょっとした会話ができるだけで、旅の楽しさは大きく変わる。

ビーチパークにトラックが置いてある。
そのなかから、サーフボードを取り出し、それぞれに渡された。

そのサーフボードは、いままで僕が見た中でイチバン長くて幅も広いものだった。
アキーモは僕の頭の上にサーフボードを乗せて、「バランスよく乗せててね」と言った。
ずっしりと重いサーフボードを持って、バランスを取りながら歩く。

サンチェス夫妻は前後に並び、2枚のサーフボードを両手に抱えた。

砂浜にサーフボードを下ろして、説明が始まる。
もちろんすべて英語、それも容赦なしのネイティブに話をするような感じで説明をしている。
なんとなく理解はするが、ところどころわからない単語や話があった。
アキーモはちょっと僕のことを気にして、「わかった?」と訊く。
「僕はもう一度お願いします」と言って確認したが、そもそもわからない単語なので、2回目でもわからない。
ここで止めて仕方ないので、「わかった」と言って進めてもらった。
ま、大変なことにはならないだろう。

「もっと英語がわかればなぁ」と思った。


どこからか、立派なキャノン製のカメラを持ったおじさんが現れた。
アキーモは、「彼はパパラッチ。(笑)サーフィンの写真を撮るので、よかったら買ってあげて」という。
どんな商売でも付随でビジネスを生み出すことができるんだ。
勉強になるなぁ。

砂の上においたサーフボードの上で、サーフィンの基本動作を行う。


1.のけぞる。
2.両足でひざまずく。
3.片足を立てる。
4.立つ。

これを何回か繰り返す。
サーフボードのどの位置に立つのか、足の位置はどこか。
そんなことを繰り返して行った。

額から汗が流れてくる。
日差しも出てきて暑くなってきた。

「では海に入ろう」とアキーモがいい、サーフボードの上に腹ばいになって、パドリングをして沖に向かった。

「ここで待っていて。1人ずつ呼ぶから。」という。

最初はサンチェスさんが呼ばれた。

波が来てアキーモが後ろから押す。
サンチェスさんは4つの動作を行い、すくっと立った。
すごい。
1回目で立っちゃった。
確か初めてと言っていたはず。

次は僕の名前が呼ばれた。
同じように波が来たときに後ろからボードを押されて、立つように促された。
僕は4つの基本動作を行おうとするが、動作が身についていないので、4つの動作をアタマで考えながら行う。

1.のけぞる。
2.ひざまずく。
3.片足を立てる。
4.立つ。

立つことができたが、しばらくしたら海に落ちた。
「もしかして、サーフィンではすぐに立てないと思っているから、落ちようとしているのかも」と気づいた。
落ちるのが当たり前という意識を持っているので、そうなっちゃうんだ。

次は立ち続けようと努力することにした。

サンチェスさんとウェイティングポイントで話ながら、サンチェスさんのダンナさんのサーフィンを見た。
彼も僕と同じように、立ったと思ったら海に落ちた。
「Good Job!」とサンチェスさんはダンナさんに笑いながら声をかけていた。

サンチェスさん、僕、だんなさん。
この順番で繰り返す。

僕の番になり、またサーフボードを押してもらう。
波に乗ったので、そこで立ち上がる。
お、立てた。


どんどん左に曲がっていく。
あれあれあれーっ。
重心が左に乗っているというのはわかるが、修正できない。(笑)
岩の方に行くので、ボードの上に座り波から降りた。

次に僕の番になったときにアキーモから、「視線をまっすぐにして、ボードは中心に乗って」という。

そんな感じで何回か繰り返した。
僕がウェイティングポイントに戻ると、サンチェスさんが待っているはずが、だんなさんが待っていた。
だんなさんは僕の次なので、順番なら波に乗る番なのだ。

「どうしたの?」と訊くと、「ハブアブレイク」と笑う。
休憩だ。
実はこの3名体制は、けっこうハードなのだ。
ほとんど休憩はない。

ポイントまでいく。
波に乗る。
ウェーティングポイントまで戻る。
戻ったら、ほぼすぐにポイントまで行く。

この繰り返しなのだ。

僕らの後から他のサーフレッスングループが現れた(たぶんレッスンが9時か9時半スタート)が、人数は6名くらいはいる。
そのグループは休んでいる時間が多い。

休み時間がないということは、プレイベートレッスンと同じくらいのライド数になると思う。

だんだん慣れてきた。

「サーフィンとボディーボードでは、立つのと立たないという違いはかなりの違いなのだろう。サーフィンで立つと感動するのかな?」と思っていたが、立ってみた感じでは、楽しさの違いは思っていたより差はなかった。
どちらも楽しいからかな。

しかし、難度はかなり違うのではないかと思う。
あたりまえだが、サーフィンのほうが難度が高い。
というころは、ボディーボードの難度は低いということになる。
言い換えると、手軽に楽しめるのはボディーボードだといえるかもしれない。

サンチェスさんがウェーティングポイントに戻らなかったので、終了時間なのだと気づいた。
アキーモはサンチェスさんに浜付近で待っていてといったようだ。

レッスン終了。
楽しかった。

ボードをまたアタマに乗せてトラックのところまで行く。

僕の膝から血が流れていた。
サーフボードから海に落ちたときに、海底に膝をぶつけたのだ。

サンチェスさんが「血が出ているけど大丈夫?」という。
僕は「問題ないと思う」といった。
アキーモは「それはサーファーならではのケガだね」というと、サンチェスさんが「サーファーのケガだって」と僕に励ますように笑いながら言った。
「そして、楽しかった?」と訊く。
つねに笑顔の彼女とは違い、僕は英語を聞き取るときとかに真剣な顔をしてしまうようだ。
それを気にしてくれたのだと思う。
僕は笑顔で「楽しかった。でもちょっと疲れたね。」と笑った。
サンチェスさんは、疲れたという言葉に納得していたようだ。

アキーモとサンチェス夫妻と僕。
なんか不思議な感じだ。
日本人しかいない環境からハワイに来て、さらに家族もいないところでだれも知らない人たちと歩いているのだ。

ショップに戻り着替える。
さっきのパパラッチおじさんがPCの前で処理をしている。
写真をCDに焼いて1枚25ドルという。
PCに写っている写真の数を見たら、数え切れないくらいの写真があった。
これで25ドルなら安いかな。
日本円で2,000円ちょっと。
自分が波に乗っている写真を入手するなんて今後ほとんど期待できないし、初めてのサーフィンで立ったところの写真は貴重だ。
僕は「買います」とパパラッチおじさんに言った。
「念のためこのSDカードに写真を入れて」と僕のデジカメからSDカードを取り出してコピーしてもらった。
CDのバックアップのためと、ホテルにあるiPadで写真を見たい(見せたい)からだ。

テーブルの上に封筒がおいてあって「アキーモへのチップを」と書いてある。
2時間のレッスンで60ドルくらいだったことを考えると、パパラッチおじさんの25ドルは効率がいいと思う。
なんとなくアキーモのレッスン代金が安いと思って、チップを5ドル入れた。
10ドルでもよかったけど、あまり多い金額を入れるのも成金オヤジみたいでいやなのでやめた。(笑)
とはいえ、「チップはケチらない方がトクをする」の法則(勝手に考えた)により、1ドルではなく5ドルにした。
サンチェス夫妻は入れていないようだった。

さて、ホテルへ戻ろう。
サンチェス夫妻は、ラハイナの町を散策するらしく、二人で手をつないで歩いていった。
僕はクルマに戻り、エンジンをかけた。
エアコンのスイッチを押し、風量を最大にする。
朝にここでクルマを降りたときはエアコンをつける必要がないほど涼しかったが、いまでは陽が昇り暑くなっていた。

ラジオから流れるハワイアンミュージック。
聴いたことがある曲だったので、歌詞をテキトウに発音して口ずさんでいた。

クルマを走らせると、先ほどのサンチェス夫妻が見えたのでクルマをゆっくりと走らせて窓を開けた。
気づいてくれたので、手を振った。


ホテルに戻ると、ムスメと妻は起きていた。
ムスメはプールモードに入っていて、待ちきれないようだった。
すぐにでもプールに行きたいといった感じだ。

僕はサーフィンでしっかりと遊んできたので、次はムスメの番である。
まだ乾いていない水着に着替えてプールに向かった。

プールにはたくさんの人がいた。
ビーチベッドで寝転んで本を読んでいる人。
プールに入って遊んでいる人。
プールに併設されているバーでお酒を飲んでいる人。
みんなそれぞれこのプールを楽しんでいた。

残念ながらこのプールでビールを飲むことはできない。
この後にドライブに行くからである。

ムスメのプール遊びは主に3種類。
・プールに潜って遊ぶ。
・スライダーで遊ぶ。
・僕を連れてプールを探検する。(そこそこ広くて洞窟っぽい雰囲気の場所がある)

やることはこれのどれかだ。
どれをやっても楽しそうなのjはよかった。

マウイ島のリゾートホテルのプールは大きくていい。
今回は3泊しかしないけれど、もう少し長く滞在して景色のよい場所にあるプールで1日を過ごすのもいいと思った。
次回は是非、プールに併設しているバーで昼間からビールやマイタイを飲みたい。

ムスメと一緒にプールで遊ぶ。
日差しが出ているときのプールはキモチいい。

ムスメと一緒に探検に行ったり、潜っているところを防水デジカメで撮影したり、スライダーをしているのを子供用に浅くなっている場所にごろごろしながら見たりしていた。

そして大人用のスライダーがあったので、やってみた。
これって今でも楽しい。
子どもの遊びは大人でも楽しいものは楽しいんだ。

ハワイのリゾートホテルって雰囲気がいい。
海が見えて、風が流れるようにふいていて、日差しが心地よくって、滞在している人のマナーがよく楽しんでいる。
それらがここの雰囲気を作り出している。

さて、そろそろプールから上がろうか。
ムスメの体調を考えると、長く入っていないほうがいい。
まだハワイ旅行は始まったばかりなんだから。

「あと10分ね。時計の長い針がここに来たら終わりだから」と言っておく。
いきなり終了にすると反発がすごいから。

あと5分、3分とカウントダウンして、プールから上がり、ホテルの部屋へ戻った。

次はドライブだ。
目的地はハレアカラだ。
マウイ島は今回で3回目、そのすべてでこのハレアカラに行っている。

他の場所でもいいかなと思うが、僕と妻で話をしたところ「他の場所は代替可能(海とか滝とか)な感じがするけれど、ハレアカラは他では代替にならない」という結論に達した。

確かにあの雰囲気は特別だ。

クルマに乗り出発した。

ハレアカラまでの道は難しくないのだけれど、途中で道を間違えてしまった。
カンタンな道を間違えてしまった自分にイライラしながら、運転をしていた。
ふと、イライラしている自分に、「なんでいらいらしているんだ。それもハワイで」と、冷静になった。
ハワイにいると、日本にいるときの自分よりおおらかな気分になれると思う。

ハレアカラへ続く道は、緩やかな上り坂になってきた。
「みみがいたい」とムスメが言う。
気圧の変化だ。

僕ら大人は、耳抜きをすれば問題ないが、子どもは耳抜きが自分でできなかったり、すぐにはできなかったりする。
飛行機に乗っているときのように水を飲ますが、改善しないようだ。

「あくびして」とか、「つばをのんで」とか言うが、改善しない。

仕方ないから、登るのをやめようかと思ったとき、「できた!」という。
めそめそしていたから、本当に痛かったようだ。

とにかくよかった。

どんどん山を登っていく。
外気温が低くなる。
クルマに外気温を表示する機能があるから、気温がわかる。

窓を開けると、ひんやりした空気が車内に入ってくる。

入場料金を払い、進んでいく。
そのうち、雲の高さになり、薄い霧のような場所が出来てくる。
それが雲である。

低い位置から見ると、霧のようなところが白い雲となって見える。
雲のなかに入っているのだが、実際に入ってみると雲の中に入っているという感覚はない。

ムスメは窓を開けて口を大きくあけて雲を食べていた。(笑)

途中にある事務所みたいなところに到着した。
ここでトイレを済まし、頂上へ向かう。
クルマから降りると、カラダを冷気が包む。

「さむいな」。
ムスメが寒がるので、妻は持ってきたバスタオルでカラダをくるんであげた。
これだけでもかなり違うようだ。

「これ、写真に撮らないの?」と妻が言う。
「Haleakala Silverswords」という珍しい植物だそうだ。
確かに日本では見ない植物だ。
映画で出てくる地球以外の星で生えていそうな植物にみたい。



写真を撮ってクルマに戻る。
そして頂上に向かってクルマを走らせる。

先ほどムスメが食べていた雲も、見えなくなってきた。
雲の上にいるのだ。


視界はクリアで遠くまでよく見える。
日差しは強くてまぶしい。

ここまで来ると草木が生えていなくなる。
そうか、雲の上なので水がほとんどないからか。
水がなければ植物は育たない。

頂上に着いた。
クルマのドアを開けると、カラダがイッキに冷えてしまった。
かなり寒い。

 



僕らの服装は、Tシャツ短パンである。
以前に来たときは大丈夫だったのに、今日は寒いな。

風も強く、体感温度は低い。
ムスメはバスタオルで全身を包んでいるので、僕らよりは寒くないようだ。

妻は外に出たくないらしい。
これだけ寒ければ、外にいられない。

とはいえ、せっかくきたので写真だけは撮ろうとクルマを降りた。

「ここは地球なのだろうか?」と思うようなカタチと色が一面に広がる。
雲がなければ火星にでも行ってしまったようだ。


僕はここの景色が好きだ。
なぜだかわからないけれど。

ムスメと僕、ムスメと妻という写真を撮った。
三脚を持ってくるのを忘れたから。(汗)
周囲に人もいないので、撮ってもらうこともできなかった。

その後、ムスメと妻はクルマに戻り、僕は寒いのを我慢して景色の写真を撮り続けた。
気温は低いが日差しがあるのでなんとか耐えられた。
風がなければもっとあたたかく感じるだろうに。

さて、山を降りよう。
この後は、ロスドレスによってからプレートランチを買って、ホテルへ戻った。

今日の夕食は昨日に引き続きマウイミックスプレートである。
なぜここかというと、強烈においしいというわけではなく、ここと比較してみると食べたいと思うところがないということなのだ。

BBQミックス

 

えびちゃん。(ガーリックシュリンプ)

 

チキンカツ。

 

 

 

ビールを飲みながら気兼ねせずに食事をするには、やはりテイクアウトをして部屋で食事をするのがいい。


食事が済んだところで、妻とムスメにちょっとお願いをしてみた。

「プールサイドのバーで、マイタイを飲みたい」と。

ホテルのバーには子どもを連れて行くことはできない。(できるかもしれないけれど、顰蹙だろう)
部屋に子どもをひとりにはできないので、ひとりで行くことになる。

妻は快くOKしてくれたが、ムスメはしぶしぶOKといった感じだ。
ここマウイについてから何度か、「バーでマイタイでものみたいなぁ」なんて言っていたので、希望をかなえてくれたと思う。

「30分くらいで帰る」といって、iPadとキーボード、カメラを持って部屋を出た。
iPadで旅行日記の下書きでもしながら、マイタイを飲もうと思っていた。

バーに着くと、カウンターの席に座った。
マイタイを注文すると、バーテンダーの人がものすごいスピードでマイタイをつくり僕に出した。


マイタイを撮影してiPadで日記を書く。
僕の周りには日本人がいないので、書いている内容を見られてもおそらく読むことはできないと思う。

マウイの空気とマイタイの味、そしてバーの雰囲気。
みんな楽しくリゾートの夜を楽しんでいる。

気づくと40分が経過している。
iPadへの入力を終了して、持ってきたデジカメのムービー機能を使い、その場の雰囲気を撮影し始める。

ゆっくりと僕の視野をムービーで収めようとしたら、その場所にいる人がこちらを見て手を振ったり笑顔になったりしたのだ。

 

 

 


「もしかして、かなり気になる存在だったのか?僕は」と思った。
あまり目立たないようにこっそりとカメラを操作したつもりだったのだが、バレバレだった。

僕は、「撮影してすみません」というような雰囲気の笑顔(どんな顔だ?笑)を作り挨拶をした。

確かに、ひとりでバーに来てマイタイを飲みながらキーボードを打ちまくる日本人がいたら、気になるだろう。
マウイマラソンの後なので、スポーツライターにでもみられたかもしれない。

この日記をインターネットで見ることができるようにしているので、ライターであることは間違いではないけど。

予定の時間よりちょっとオーバーしてしまった。
部屋に帰ると、ムスメが「おそーい」とクレームをいう。
僕が部屋を出た直後から、「パパまだかな」と言い続けていたらしい。
ちょっぴり寂しい思いをさせてしまったが、僕は「マウイのホテルのバーでマイタイを飲む」という希望がかなえられて満足だ。

ありがとう。

冷蔵庫からコナブリューイングのビールを取り出し、グラスに注いだ。

さて、マウイも明日の午前中で離れてしまう。
もう少し滞在したかった。
日程を決めたのは僕だが、「もう一泊くらいすればよかったかな」と思った。

マウイ、いいところだと思う。

さて、寝よう。

 




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