「いっちゃえハワイ!」 ハワイ旅行日記2010年1月 滞在1日目



暗いうちに起きることができた。

できるだけ早く海に行こうと思っている。

ブログを書いてニュースをみて、コーヒーを飲んでから部屋を出た。



アラモアナビーチパークは、土曜日なのにクルマが少なかった。
ローカルのサーファーはノースの波に乗りに行ったのかな。

砂浜に足をつけると、砂の冷たさが伝わってきた。
この冬の時期は、朝晩の気温の低下で、砂が冷たくなるか。
夏だったら、砂が冷たいとは感じない。


大きく脚を広げてアキレス鍵をのばし、屈伸を数回した。
この程度では、ストレッチとしては軽すぎかもしれない。


手を合わせて無事を祈る。
雲が多いので、気温が低いようだ。
僕は夏の時期に来るときはラッシュガードは着ないのだが、今回はラッシュガードを着て海に入っている。


水面が膝ぐらいのところでフィンをつける。
浜からフィンをつけていくと砂が入ってしまうから。
ちょっとバランスを崩してよろけた時に、胸に水がかかった。

「うひょぅ」と声にならないような奇声を発した。(奇声を発しても、近くにはだれもいませんので、問題ありません。笑)

冷たい。

「冷たいのは最初だけ」と言い聞かせて、ボディーボードの上に乗った。
胸の全体に水がかかり、とても冷たい。

バシャバシャと海水をキックする。


ダイヤモンドヘッドは黒くて、光は雲の隙間から筋状に降り注いでいる。
たまに太陽がでるが、すぐに隠れてしまう。


キックもパドリングもすぐに疲れてしまう。
前回の9月のハワイから海に入っていないので、キックやバドリングに慣れていないのだ。

それでも進まないと波には乗れないので、脚と手を交互で働かせる。
交互といってもバランスが悪い。
海のなかから見たら、調子の悪い海ガメみたいに見えるかもしれない。

突然、ヒザに痛みが走った。

「やっちまった(やちまた)ピーナッツ。」とつぶやく。

千葉県に八街(やちまた)という地名がある。そこは落花生(ピーナッツ)が特産品として有名なのだ。(ただのおやじギャグを一人で海に行るときにも発しているのが、かなり寒いですね。海も寒いですけど。笑)

脚を見ると、血がにじんでいた。

やっちゃったモノは、しかたない。
気をつけよう。


ポイントについた。
さて、波に乗ろう。

そう思った瞬間、乗れそうな波が来た。

キックを開始してしばらくすると、僕が高い位置に持ち上がった。

1メートル以上はある。

目の前には、水面が見えるだけ。

ここからそのまま落ちるのか?と思ったら滑るように水面に降りていった。

気持ち良く滑る。

この感触。

この感覚


最初の波でこれだけ気持ちいい波に乗れたのは、初めてだ。
僕の渡航を波も歓迎している。 (勝手な思い込みです)

波に乗ったり、波を避けるために潜ったり、景色を見たり。

ハワイは海がいい。

なんども見ている景色だけど、じっくりと見てしまう。
「もし、ダイヤモンドヘッドがなかったらハワイの価値が下がってたかな?」とか、ヒルトンハワイアンビレッジがダイヤモンドヘッドを隠しているので文句を言う人はいなかったのかな?」とか、考えていた。

そんなことを考えているのも、けっこう楽しい。

どんどん雲が増えてきて、暗くなってきた。
波と海面の色の差がなくなっている。
ぱらぱらと雨も落ちてきた。

そろそろ帰ろう。

腕時計を見ると、2時間くらい経過していた。

僕は、次に来た波に乗って、そのまま浜へ戻った。


シャワーを浴びる。

脚を見ると、血が流れていた。
鮮明な赤だ。

患部をよく洗っておかないと膿んでしまうので、シャワーを直接あててよく洗った。

そういえば、消毒液を持ってくるのを忘れてしまったのに気がついた。

出発数日前に消毒液が目に付いたので、「忘れないようにしないと」と思っていたのだが、すっかり忘れてしまっていた。
ま、アロエでも塗っておけばいいか。

クルマの中で水着を脱いで着替える。
後部座席に座って水着を脱ぐ。
後部座席の窓には濃いフィルムが張ってあるのでタオルで軽く隠す程度で問題ない。(隠さなくてもだれも周りにいないし、そもそも見たくないですよね。笑)

冷えていたカラダは服をきることで、暖かさを取り戻した感じがした。



ホテルへ戻ると、まだムスメと妻は寝ていた。
昨日、寝た時間が早かったので、いまの時点で16時間くらい経過している。
疲労は旅行の時間ではなくて、距離が影響すると聞いたことがある。
速い乗り物に乗ると、時間が速くても疲労が激しいということだ。
疲れているのだろう。

コーヒーを淹れて外の景色を見ていた。


そして、しばらくしたら、二人とも起きた。
スコーンとオレンジジュースで朝食にする。
僕はエビチップスを開けて、さくさくと音を立てて食べる。
しょっぱい水の海にいたというのに、塩味のエビチップスが食べたくなった。


これからの予定は、買い物をした後にムスメの海あそびの時間にしようと思っている。


いままで行ったことのないROSSがあったのを妻が思い出した。
それはカポレイというところにある。
前回のハワイの時にその店発見をしたのだが、オープン前だった。
今回はその店に期待をしている。




フリーウェイをウエスト方面に行く。
近くには有名なプールがあるところだ。


前回に行った時はだいたいの方向だけで道を調べていなかったけれど、それでもなんとか到着した。
今回も、そのテキトウな感覚で走る。
カポレイという表示が出たのでフリーウェイを降ると、前回に見た記憶が残っているようだった。


「なんとなくこっちの方かな?」と思う道を走っていく。
そのときより開発が進んでいて、大きな街がつくり上げられていた。

まさに、新興住宅地。

全体的にゆったりとしたつくりになっていて、一つ一つの家が大きい。
計画的に街づくりがされていて、好感が持てる。
ハワイに住むときは、値段にもよるけれど、この地域でも良いかなと思った。(本当はダイヤモンドヘッドの海側地域に住みたい)

ムスメが「おなかがすいた」と言いはじめた。

コドモっておなかがすくと、それ以外のコトを考えられないのか我慢ができないのかわからないが、言い続ける。
スコーンをちょっとだけ食べただけなので、おなかがすくのも仕方ない。
黄色いm(エム)のマーク(マクドナルドの黄色いmのマーク)を発見して、「マクドナルドのチーズバーガー食べたい!」という。

僕は、みんなで他のものを食べた方がいいと思うが、この状況を脱するには買ってしまったほうがいい。

妻がクルマを降りて単品で買いに行く。
その間、僕は周囲の景色をカメラで撮影した。


おなじみのマクドナルドも、日本と木が違うだけで南国風になりますね。


妻は、なかなか戻ってこない。

マクドナルドに入っていく人が多いので、おそらく混んでいるのだろう。
ちょうどいい(Lunch)の時間だし。

ムスメと僕は、クルマの中で遊びながら待っていた。

雲から太陽が顔を出すと、途端にカラダが熱くなる。
この時期は気温が低めなので、太陽の光はとても重要になる。
海に入るならとくにだ。


小走りで妻が戻ってきた。

「混みまくり」という。
妻は、チーズバーガーのピクルスとたまねぎを丹念に取って、ムスメに渡した。

ムスメがチーズバーガーを食べている間、妻はロングスドラッグスに行く。

マクドナルドのあるところに、ちょうどあったのだ。
こういう隙間のような時間に行きたいお店があるとうれしい。


もっと近くで撮影すべき?


クルマの中ではムスメはおいしそうにチーズバーガーを食べていた。
口のまわりにたっぷりとケチャップがついている。
こういう顔を見るのは楽しい。


ROSSはターゲットの近くにある。


ターゲットのショッピングカート、デザインが良いと思います。


きれいな建物は、出来たばかりということを感じさせる。(当たり前です)
妻は、この店に掘り出し物があるのではないかと期待しているようだ。

僕もなにかありそうな気がする。


キレイでしょ。


店内は広々として明るい。
パールリッジ店とは大違いだ。(すみません)
商品は整理して並べられており、商品量も多そうである。

僕はシューズのところで、ジョギングシューズがないか確認した。

「あ、あった!」。

アシックスの赤のジョギングシューズ。
僕はいままで白地に紺のラインの入ったシューズを3足続けて購入していた。
薄い赤の地に赤いラインのシューズは初めてである。
なんか足が速そうに見える。

これは買いだ。
期待していなかったので、けっこううれしい。
「一足ないかな?」と期待して探したが、その一足しかなかった。

僕はこれだけを購入した。
妻はそれなりに買い物をしていた。


行列のできるROSS DRESS。


商品を見るのではなく、全体の合計金額でどれだけの量を買ったのかがわかる。

100ドル未満だと、「あまり買わなかった感」がある。
200ドルに達すると、「けっこう買ったな」という感じになる。
それ以上は、「いったい何を買ったんだ?」という雰囲気になる。そして、レジ袋もいっぱい持つことになる。

ここでは、けっこう買ったなというところまでは行っていなかった。

次は、ROSSの数軒先にあるプライスバスターという店に行きたいという。
僕の好みの店ではないので、非常に退屈だ。(笑)
ぶらぶらと店内をうろつくてみるがやはり退屈だった。


興味のある人には楽しいお店です。


妻は小物を中心にさまざまな商品を見ている。
クリスマス洋品が75%オフになっているので、その商品から選んだようだ。

僕は渡航の疲れが取れていないのか、朝から海でがんばちゃったのかわからないが、眠くなってきた。

ここが退屈だからかもしれない。
キモチを前に持っていくために、ここの商品でなにかおもしろいものがないか、見て回った。
ムスメも退屈になってきたようで、僕にまとわりついてくる。

そろそろこの店から引き上げよう。


店を出ると、空には雲が多かったが、晴れ間も見えてきた。


太陽がが出てきた!


ここまで来ているので、近くにあるターゲットと、クルマで10分くらい(もっとか?)のワイケレに行こうと考えていたが、そこに行ってしまうとムスメが海で遊べない。

このままどこにも寄らずに、海に行くことにした。
海で遊ぶのはムスメの希望だ。
買い物という大人の希望に付き合ってもらったので、きちんとムスメの希望も叶えてあげないといけない。


今回行く海は、ヒルトンハワイアンビレッジに設置されている人工の浜だ。(そもそも「ワイキキ自体人造でしょ」とか、いわれそうです。笑)

夕食を買ってから海に行こうかとかんがえたが、それでは時間がなくなってしまう。
ただでさえ夕方近くになっているのに。


そこで、海には妻とムスメで行ってもらって、僕は買い物に行くことにした。

そうすれば時間を有効に使える。(あとで思いついたのですが、カポレイならコオリナのマリオットのラグーンでムスメを遊ばせるという手もあったと気づきました。そうすれば陽の高い時間に遊べました)


ムスメと妻をヒルトンハワイアンのラグーン近くで降ろして、僕はウォルマートへ向かった。


ウォルマートの入り口。もうちょっとカンバンをつけるとかできないものなのかな?ローコスト経営ですね。


アラモアナ近くのWALMARTだ。
ここで、ムスメの用のLEGOとDVDを買う。
LEGOは想像力を高めるには良いらしい。
UP(「カールじいさん」のことです)のDVDとLEGOを買った。

ポータブルDVDプレーヤーを購入しているので、もうすこしDVDを買いたかったけれど欲しいと思うものがなかった。

時間も限られているので、ゆっくりと見ている時間はない。


ズボンから着信音がなる。
妻からだ。
「DVDだけれど、UP以外になにか良いものがあったら買ってきて」と妻が言う。


「なにか良いDVDか」。
何がいいのかわからない。
僕が選ぶとたいてい妻の希望には合わない。(笑)

5ドルDVDコーナーがあり、そこに「アニー」があった。
僕はアニーの内容は知らないが、ロングセラーだし、女の子が出ているのでいいかと思って妻に電話してみた。

「え!アニー?それはちょっと・・・」。

やはり僕が選ぶと妻の希望には合わない。
ムダにお金を使うなら今回はなにも買わないで帰ったほうがいい。


ウォルマートは相変わらずJCBカードが使えなかった。
JCBの力不足なのか、ウォルマートの方針なのかわかならいけれど。
セゾンAMEXカードで支払いをした。


次は食事だ。

また、ケータイの着信音がなった。
妻からだ。(ほかの人には番号を教えていません。親族以外は)
少し寒くなってきたようなので、撤収したいという。


大至急で食事を買いに行く。
大至急といっても、クルマの速度は上げないので気分だけ大至急になる。


今日のメニューは、キアベグリルとワンプラスワンドライブインのプレートだ。
ムスメがワンプラスワンドライブインのチャーハンが食べたいというからである。
キアベグリルは、妻のリクエストだ。


その2店は近くにあるので行きやすい。
とはいえ、WALMARTとキアベグリルとワンプラスワンドライブインの3店舗に行くと、それなりに時間がかかる。


単独行動で正解だ。
ムスメがいると、どうしても時間がかかってしまう。

1人の行動は時間の短縮になる。



キアベグリルのドアを開けると、はお客さんが誰もいなかった。
外見といい、店内といい、初めての人は確実にひるむだろう。(笑)


「キアベスオペシャル」という、ビーフとカルビとチキンのセットを注文した。これが僕らの基本だ。
そういえば、前回、カルビだけのプレートを頼んだが、途中から少々カルビに飽きてしまった。
脂も多いので、口の中があぶらだらけになったし。
そういう意味でも、いろいろな味を楽しめた方がいいと思った。

注文後、肉を炭火で焼いているいい匂いがしてきた。
このにおいをかげば、店の雰囲気からくる不安も吹き飛ぶ。

総菜を4種類いれて店員さんに渡した。
規定の14オンスを1オンスだけオーバーしてしまった。
戻すのもなんなので、そのまま店員さんに渡したら、重さを確認するわけでもなく、そのままテーブルに置いた。

几帳面にハカリで重さを量っているのを見て、信用してくれたのかな。
それとも、持っただけでわかるのかもしれない。


渡されたときの重さは、ずっしり。
いいねぇ。(笑)

重さでプレートランチの評価を決めてしまう。
プレートランチの評価条件として、まずは重量が重いことが最低条件だ。(笑)

料理を持ってクルマに乗ると、キアベ(炭)と料理のにおいが充満した。

おいしそう。

次はワンプラスワンドライブインに行く。
駐車場は満車だ。

ワンプラスワンドライブインの隣にリカー店(酒屋)がある。
その目の前に停めるように、リカー店の入り口にいた女性が指示する。
その人が誰だか知らないが、その通りにその場所にクルマを停めた。

スペシャルメニューにある、シュリンプフライドライス(えびチャーハン)を注文し、カードで支払いをする。
ここはVISAとマスターしか使えない。
ノースウエストのマイレージのクレジットカードで支払いをした。

フライドライスは米ばかりだから、重い。


なんか同じものしか注文しないので、日記を数年分読んでいる人からすると、「同じものばかり食べてる」と思っていると思う。
本人に自覚があるくらいだから、読んでいる人はなおさらだろう。(笑)


クルマに乗でワンプラスワンの駐車場からでるときに、怪しげなおじさんが僕に向かって文句を行っているようだ。
クルマのなかにいるので、なにを言っているのかわからない。
推測をすると、ワンプラスワンで購入したのに、リカー店の場所に駐車したことを非難しているのではないかと思う。

当然、相手にしない。

日本で文句を言われるより気が楽だ。
その理由はわからないけど。


ヒルトンハワイアンビレッジのラグーン近くの駐車場に向かった。
ワンプラスワンドライブインをでる時に妻に連絡をしておいたからか荷物はきちんとまとめてあって、駐車場に着いたらすぐに帰ることができるようになっていた。
あとはムスメをタオルで包むだけだ。


全体的にコントラストがなくなっています。


太陽を見ると、不思議な感じだった。
冬の時期の日本の月みたいである。

月よりちょっとオレンジ色。


不思議でしょ。


ホテルまでほんの数分。
ホテルの近くにあるハーバーパブには、まだ空に明るさが残っているが深夜の酒場なみの盛り上がりだ。

チャートハウスもにぎわっている。

今日は土曜日。
みんな楽しくサタデーナイト(フィーバー、ふるっ!)を楽しんでいる。


僕はホテルに戻り、シャワーを浴びてビールを飲んだ。

この瞬間がお気に入り。


キアベスオペシャルは、ボリュームたっぷり。
肉の味を炭火がおいしくしてくれる。
以前は、ここの肉をムスメは食べられなかったが、食べられるようになっていた。

僕は、手をべとべとにしながら、カルビの骨周りの肉を食べた。

ここがうまいのだ。


肉だらけ。

そして、ビールを飲んで口の中をさっぱりとさせる。

ゴードンビアージュのダークビールは、肉の脂っぽさを流してくれる。
今回購入したゴードンビアージュのパックには4種類入っている。
それぞれの個性があり、おいしい。


キアベのよさは、このお惣菜にあります。


ウインター限定のビールがあるのだが、真っ黒な色をしている。
黒ビールである。
黒ビールは苦いけれど甘い。

こういう味の濃いビールは味の濃いものにあうのかな。
普段は黒ビールを飲まないので、よくわからない。


ムスメはむしゃむしゃとチャーハンを食べている。
シュリンプを発見すると、妻と僕に取ってくれる。
ムスメはシュリンプを食べないからでじゃまなのである。(笑)


えび多目です。


滞在の初日は、まだ疲れが残っているようだ。

早めに寝よう。
少なくとも机に伏して寝ないように。



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