「いっちゃえハワイ!」 ハワイ旅行日記2010年1月 滞在2日目



今日も暗いうちに目を覚ますことができた。
コーヒーを淹れてPCを起動する。
まだ暗いので、窓の外を見ても波の状況はわからない。

インターネットでメールを見たり、ブログを書いたりしているうちに、外が明るくなってきた。
今日は日曜日なので早く行かないと便利な場所の駐車スペースにクルマを停められない。
外出に必要なものと、昨日の夕食のチャーハンの残りと、JALの機内で配られたBAGEL & BAGELのベーグルを持って部屋出た。

太陽は見えないが空は明るくなっている。
アラモアナビーチパークに到着すると、いままでには見たことの無いくらい駐車スペースが空いている。
そのなかでもっとも便利なところにクルマを停めた。

外を見ながらチャーハンを食べる。
冷えていても食べられる。
次はベーグルだ。
もっちりとした食感がベーグルの特徴である。
噛むのにチカラが必要だ。
チョコレートとココアの味で、少しだけだけれどなかにチョコレートが入っている。

おいしい。

機内での朝食として提供されているのだけれど、もっとも遅い22時のフライトなのでやたら遅い時間の夕食(というより夜食)を食べた後に、日本時間の夜中にこのベーグルを食べることになる。
そんなときに食べたら胃に負担がかかりそうなので、食べないで持ってきた。
そういえば、機内食の提供後にベーグルを渡されるのだけれど、渡された瞬間に食べている人がいた。
同じ時間に食べるのなら胃に負担はかからないのかもしれない。

いままでに朝食を抜いて海に入ったことがあった。
そういうときは、脚を攣(つ)ることが多かった。
インターネットでいろいろ調べてみたところ、炭水化物の不足で脚を攣る場合があると書いてあるのを見た。
根拠はわからないが、信じてみる。

普段の生活では、朝食はかるいフルーツで済ましている。
事務職にはしっかりと3食べると、食べすぎらしいからだ。

海を見ながらベーグルを食べる。
そしてミネラルウォーターをごくごくと飲んだ。

僕はゴミ箱が見える位置にクルマを停めていたのだけれど、そこにはひっきりなしにペットボトルがないかチェックする人が自転車で来る。
浮浪者という身なりではなく、普通の人もいる。
自転車にスーパーの袋を提げて、そのなかにたくさんのペットボトルが入っている。
ペットボトルを回収すると、お金がもらえる。
それを目当てにしているのだが、それにしても朝早くから回収する人が多いなぁと思った。(後で思ったのが、ゴミの収集車に回収される前に確保するということかもしれないということです。)

「それにしても人がいないなぁ」。
ただ、まったくいないわけではなく、ぽつりぽつりとは人がいる。
「日曜日なのでみんなノースショアまで行っているんだ。」と解釈をして、海に入った。

沖に向かって行く。
僕にとって楽しそうな波がたくさんブレイクしていた。
かなりいい。

僕はうれしくなってポイントへ向かった。

波が来た。
キックする。

ふわっとカラダが持ち上がり、海を滑っていく。
波にパワーがあり、速度も速い。
まだ乗っていけそうだったが、ほどほどのところで波から降りた。

ポイントへ戻る。

サーファーが1人だけいる。
その人を目印に波のポイントに戻った。

波が来た。
サーファーの人が乗っていく。
そのポイントには僕1人だけになった。

移動できる範囲に波が来たら気兼ねなく移動して波に乗れる。

僕は条件のよい波を選んで、それに乗った。

「波、乗り放題!」だ。

ボディーボードをするローカルらしき人が来た。
「やはりサーファーの皆さんはノースかも」と思ったが、あまりにも人がいないのに不安が残った。
「もしかして、今日はクリスチャンの人は海に入らずに休息をする日なのかもしれない。ここにいる人はクリスチャンじゃないんだ」なんて思ったりもした。(論理展開がめちゃくちゃです
。笑)

「いままでに、こんなにたくさんの波に乗ったことはない」と思えるほど、たくさんの波に乗った。

ふと、「やはり、おかしい。こんなに人がいないのは変だ。」と思った。
「もしかして、クラゲか?」と不安に思った。

僕は、何の情報もなしに、少々暗いときからこのビーチに来ている。
そのため、重要な情報を得ていないのかもしれない。

ここに来て2時間経過しているので、大群でクラゲが発生していれば、すでに刺されているはず。
僕のほかには2人いるが、他の人もさされている気配はない。

一度浜に戻って確認しようかと考えたが、楽しい波が来まくっている状況だったので、戻ることはしなかった。


僕のところに大きめな波が来た。
キックをして速度を上げる。
するするーっと水面をすべる。
波がブレイクしていく方向にあわせて、ターンをする。
前には、ローカルのボディーボーダーがいる。
ボディーボーダーをターンをしてよけるときに、目があった。
笑顔でうなずいていたので、うまく波に乗れているのかもしれない。

僕は大きい波に乗っているときは、かなり高い位置にカラダがあると思っていたが、そのローカルのボディーボーダーが同じような波に乗っているのをみると、高い位置で1メートルか1.5メートルくらいの高さに見える。(気分は2メートル以上です)
実際に乗っている時とはたから見るとでは、感覚が大きく違う。


日曜日なのでアラモアナビーチパークにはたくさんのバーベキューをしにローカルが来る。
その人たちの準備が整ってきたようで、その炭と肉の焼ける匂いがかなり沖まで漂ってくる。
おいしそうだ。


ポイントへ戻る速度が遅くなってきた。
ドルフィンスルーをするのも億劫になってきた。
キックが弱くなっている。
そろそろ帰り時だ。

楽しい波なのでもっと遊びたかったが、これからの予定もある。
僕は浜に戻ることにした。

リーフを超えると、ライフガードのブース(こういう言い方でいいのかな?)のそばに赤い旗が立っていた。
「もしかしてクラゲ?」という考えから、「やはりクラゲか」という確信に変わった。

シャワーを浴びてクルマに戻って着替えた。
デジカメを持ってライフガードのところに行く。
警告している内容を見ると、やはりクラゲの注意を促すものだった。


この絵はけっこう怖いです。(笑)


運がいい。
ツイている。

運が悪ければ、このライフガードのところには応急手当でお世話になっていたかもしれないのだ。
それがココロ晴れやかに、「運がいい」と写真を撮ることができている。

さて、部屋へ戻ろう。
海には3時間くらい入っていた。
いつもは2時間で帰るが、あまりにも海が楽しかったので3時間になっていた。
ムスメたちはすでにラグーンに行っているかもしれない。

上半身ハダカのまま、クルマを走らせる。
こういうことができるのも、ハワイのいいところ。

パーキングに到着してクルマを停める。
その場で僕はシャツを着る。
上半身ハダカでホテルに入るのはルール違反だ。

ワイヤレスキーでドアロックをすると、結果を知らせるクラクションが1回、駐車場に鳴り響く。(屋内の駐車場なので、クラクションの音が大きく聞こえます。外だとそれほどでもないのですけれど。クルマの設定で、鳴らさないようにできるようです。)


部屋へ戻ると、ムスメがニモの水着を着てはしゃいでいる。
「あれ、てっきりラグーンに行っているかと思った」と僕が言うと、「パパと一緒に行きたがっていたから」という。
それなら水着を着替えなければよかった。
水着を着たまままま帰ってくればよかった。
濡れた水着をもういちどはくのはつらい。(笑)

「ま、はくときだけ、一瞬か」。

僕は到着日に買ったバナナスコーンを食べながらコーヒーを飲んだ。
そうしている時でも、ムスメは早く行きたくてうずうずしている。

濡れている水着を着て部屋を出た。

ラグーンまでクルマで行く。

歩けば10分はかかる。
歩いていくのも楽しいと思うけど、帰ってくるときはムスメのモチベーションが下がっている(遊び疲れて、抱っことかおんぶとかを求める可能性)かもしれないことを考えると、クルマがいい。

ラグーンのそばに公共のパーキングが無料で使える。
近くに有料パーキングがあるので、以前はこの場所も有料かと思っていたけれど、昨日にここへ来たときに公共のパーキングがあることを知った。
主にサーファーが使っているようだ。

ムスメと一緒にラグーンの海に入る。
雲が多くて日差しが少ない。
ちょっと寒い。


曇り空。


ムスメは「So cold!」を多発しながら、全身を水につけた。(以前、ホテルのプールでローカルの家族がいたのですが、その方たちが「So cold!」と連発していたので、言葉を覚えました。耳で覚えたので発音がいいです。笑)
僕は上半身をできるだけつけないようにしていた。
脚を水につけただけでも十分寒い。
さっきまで3時間も海に入っていたくせに。(笑)

上半身ハダカだったが、寒いのでラッシュガードを着た。
これで寒くなくなった。
1枚の服でこうも違うとは。(子連れの方は必須アイテムではないかと思います。特に気温の低い冬の季節に行く方は。)
ラッシュガードを着たので水に入ってもさほど寒くないとは思うけれど、できるだけ水には入らないようにした。

今日のムスメはあんぱんまんモードらしい。
本人いわく、「最近、ロールパンナちゃんにはまっている」そうである。
ムスメはあんぱんまんを卒業している年齢(5歳)なのだが、あんぱんまんは今でも好きで見ている。

そうなると、当然、僕は悪者だ。
バイキンマンや泥棒になる。
追いかけれて、つかまる。
そして、水をかけたり、かけられたり。

このラグーンで海(というよりも、海水を入れた砂浜プールという感じ)に入っているのは子連れくらいで、たまに浜辺で寝ている人がクールダウンするために入るくらいである。
そのため、人口密度が低い。(空いているということですね)

このラグーンには魚がいる。
深さ10センチくらいのところに3ミリ程度の稚魚が泳いでいる。
ムスメはそれを見て、「つって!」という。
こんな小さな魚は釣れない。(笑)

僕がそっと手ですくってみる。
「つれた!」とムスメが妻に言う。
「釣れたじゃなくて、捕っただよ」と教えた。

ムスメは、砂遊びをするときの道具を持ってきて、それで魚を捕って欲しいと言う。
その道具は、カメラ(銀塩)のフィルムを入れてあるケースと同じくらいの大きさのものだ。
そのケースに魚を入れようとすくってみる。
何回かすくうと魚が入った。

ムスメに捕獲したことを伝えると、もうひとつのケースにその魚を移すように指示された。
「もっととって!」とさらに指示される。(笑)

僕は指示に従い、6匹捕った。

こんなことでも、やっているうちに楽しくなってくる。
真剣に魚をすくっていた。(笑)
最初はムスメのためにやっていたが、そのうち自分の楽しみに変わってきた。
けっこう楽しい。

さて、そろそろ次の行動に移そう。
ムスメは少々寒そうにしている。
ここでカゼを引いたり、前回のように気管支炎になったりしたら大変だ。
今回は滞在期間がいつもより短いので、体調管理はいつも以上に気をつける必要がある。

ムスメは寒いことを自覚していて、海の終了を告げても抵抗はしなかった。
「えー!」とか言っていたけれど、ほとんど抵抗なしで納得していた。

僕はクルマに行き、車内でさっと着替えた。

これから行くのはノースショアだ。
高い波が来ていることを「Surf News network」で知っていて、見たいと思っていた。

ニミッツ・ハイウエイを走り、そのまま車線でフリーウェイに乗る。
アラモアナを曲がってフリーウェイに乗るよりも、早いように感じる。
距離が短いので、道が空いていれば時間的に速く空港まで到着すると思う。

前回、クルマで移動するときにムスメが飽きてしまっていたが、今回は、景色を見て楽しんでいるようだ。
この違いはクルマの差だと思う。
前回は窓が小さく、ムスメからみえる景色は少なかった。
今回は、座席が高く窓が大きいので、たくさんの景色をみることができるのだ。
この違いは大きいかもしれない。

エアポートを通り過ぎるととき、「前回の帰国日に、ここで降りちゃったんだよ。」と説明する。
「そういえば、そういうことがあったね」と妻がいう。
4ヶ月しか経っていないのに、遠い昔のことのようだ。


アロハスタジアムでスワップミートが開催されているのが見える。

「ハワイに住む時に乗るクルマはなにがいいかな?」と妻が言う。
「やはり日本車がいいかなぁ」と僕。
空港でガソリンはフル(満タン)だった。
今、メーターを見ると、1/4くらい減っている。
空港からホテル、ワイキキとハワイカイの往復、ワイキキからアロハスタジアムまで走っただけで、メモリが1/4も減っているのだ。
このクルマのガソリンタンクにどれだけガソリンが入るのかは知らないが、これは減りすぎだ。

日本で乗っているクルマ、コンパクトSUVだったら、メモリがちょっと動く程度しか減らないはずである。
そのクルマは燃費が特別良いというわけではないので、明らかにJeepの燃費が悪すぎるということだ。
ガソリンが高騰したら、これではキツイと思う。
ハワイの人が通勤に使っていたら、何日でガソリンタンクが空になるんだろうか。

話ながら走っていると、フリーウェイの終点まではスグだった。
雨がパラパラと降っている。
天気が悪い。

パイナップル畑の間を走っていく。
ワイキキ周辺とはまったく違った景色である。
僕はこのあたりの景色が好き。
ただ、雨が降っていたので見晴らしは良くない。

ハレイワの町に入っていく。
雨は上がったようだ。

遅いランチにする。

クアアイナがいい。(というか、ノースショアでクアアイナ以外で食べた記憶がないです)
駐車場にクルマをいれて、店に入った。
3つくらいのテーブルが空いているが、途切れることなくお客さんが入ってくる。


ハレイワのクアアイナ、移転前の店の雰囲気はすでに忘れてしまいました。


今回のメニューもいつもと同じ。
ハーフパウンドのハンバーガーを2つとフレンチフライ、そしてレモネードである。
ハンバーガーはいつもどおりミディアムレアで焼いてもらう。

名前を呼ばれて妻が料理を取りにいく。
3時間(プラスムスメとラグーン)も海にいたので、おなかがすいた。

お肉(パテ)に、ケチャップを卓球の玉の円周くらいの円を2周分かけた。
ハンバーガーの大きさから考えると、少ないと思う。
僕は肉の味を妨害されたくないので、ケチャップを少なめにしている。

はみ出している肉をちょっとかじる。
おいしい。


この楊枝は妻が刺したものです。店員さんではありません。


今日はちょっとレアかな。
ワードセンターのクアアイナで「レア」で注文したときと同じくらいだ。
もうちょっと焼いてあってもいい。
ただ、このくらいレアだと肉のうまみが楽しめる。
質の良い肉は、さっと焼いたくらいで食べるのがおいしいと思う。
そんな感じに出来上がっている。

ムスメは妻からパンをもらって食べている。
パテ部分も少し食べるというので、妻の肉を1/3くらい切った。
妻のハンバーガーもハーフパウンドにしているので、それくらい切ったとしても、充分な量がある。
底部分のパンの上に野菜と肉が乗った状態で妻は食べる。

それにしても、クアアイナのハンバーガーはおいしい。
カリカリのフレンチフライもいける。

手が肉汁とポテトの油でいい香りに出来上がっている。(笑)
お店の裏側のトイレに行き、手を洗った。

ふと、気づくと雨は上がっていた。
まずは、ハレイワ・アリイ・ビーチ・パークへ行く。

そこにはたくさんのクルマが駐車している。
空いているところはたくさんあるが、海に近いところは埋まっている。
そんななかでもいちばん海に近い場所にクルマを停めた。

「ここって、げーしたこうえんだよね」とムスメがいう。(前回にここへ来たときにムスメは体調不良で、ここでゲーをしてしまった)
それは正しいのだが、その覚え方はどうなのか。(笑)

「波はどうだろう」。
僕は一人で先に浜辺へ行った。

波は高い。

ムスメはこの砂浜でお砂場遊びをする。
先ほどまで雨が降っていたので、砂浜は湿っている。

ムスメは、お砂場セットを使って、砂遊びを開始した。
「ぱぱ、お水を入れてきて」と、ミネラルウォーターの空きペットボトルを渡された。
海水で入れるのは波のチカラが強くて入れにくそうだったので、シャワーの近くにある小さい蛇口から水を入れて、ムスメに渡した。

僕は海を見ながらしばらく葛藤していた。
なにを葛藤しているかというと、この高波でボディーボードをするかしないかである。
この波の中に入って、僕ははたして大丈夫なのだろうか。

しばらく、立ったまま考えた。

「やめておこう」。

僕はすでに、朝3時間くらい海に入っている。
気がついていないが、疲労しているだろう。
この波の中に入っていくにはかなりの体力が必要だ。
その体力が残っているのかわからない。

後悔するかもしれないけれど、やめておいた方がいいと判断した。


「うみであしのすなをおとしたい」という。
ムスメは波のある海にはいったことがほとんどない。

「波が高くて危険だよ」と言うが、その波の強烈さを理解していないので、「だいじょうぶ。ぱぱといくから」ときかない。

「どんなものか体験させるのもいいか」。
そう思って、手をつないで海へ向かった。

波打ち際へ行くと、力強く波が押し寄せては引いていくのが見える。
ここの波はショアブレイクではないので、サンセットビーチやマカプウビーチのような危険はない。

さらに近づき、押し寄せる波で足が濡れるところまで行く。
そうすると、大きめな波が来て、膝までの高さになった。
波が引いていく時、足をすくわれるようになる。
ムスメは、「たすけてぇー」と本気なのかおちゃらけているのかわからないような声を出した。
手をぎゅっと握って、流されないようにする。

もういちど大きめな波が来て足がさらわれそうになる。
ムスメはバランスを崩している。
顔は少々ピンチの顔になっている。

もう一度強い波が来て、ムスメのズボンが濡れてしまった。
そして、「もどる」とムスメが言った。

ちょっと怖かったらしい。

海を見ると、ムスメと同い年くらいのローカルのこどもが、小さいボディーボードで波打ち際で波に乗っている。
さすがだ。

そろそろここを離れて違う場所に行こう。
違う場所にはさらに大きな波が来ているかもしれない。

クルマでさらに北上していく。
「トイレに行きたい」とムスメがいう。

Food landに行こう。
妻はFood landでトイレを借りたことがあるという。
僕は記憶にない。

Food landのカンバンが見えた。
僕は、このFood landに入っているスターバックスでコーヒーを何度か買っている。

ムスメと妻はFood landに向かって歩いた。
僕は景色を撮影したいといい、海の方に向かった。


妻とムスメです。


海に向かっていくと、僕もトイレに行きたくなってきたので、少し先にあるトイレに行く。
人がほとんどいない場所で、トイレに行くのは勇気がいる。
トイレに入った途端、「ホールドアップ!」なんてなったら困る。
トイレの入り口でちらっと中を見てだれもいないこと、そして、人の気配がないかを確認した。
そして、さっと便器の前に立ち、緊張しながら用を足した。

トイレから出ると遠くから、「ぱぱー」という声が聞こえる。
ムスメと妻だ。

どうしたのだろう。

「トイレは店にはないと言われて、このトイレを案内された」という。
そうなのか。

僕はトイレの前で、二人が出てくるのを待った。

写真を撮影し、クルマに戻る。
日差しが出てきて、暑くなってきた。
太陽が出ると、それまでの気温とはがらっと変わる。
うっすらと汗がでてくる。


ネイバーアイランド風(ハワイ島?)


なんとなく波を撮影。


ムスメが「アイスを食べたい」と言い出した。
とりあえずFood landの中に入って商品をみる。

ハーゲンダッツの大きい容器のアイスが、2個で5ドル50セントとある。
安い。
1個だと2ドル78セントなので、1個で買うことにした。
妻はACAIのジュースを買った。


味は、ブルーベリーというか、なんというか。


アイス用のスプーンはデリでもらう。

3人でハーゲンダッツの大きい容器のアイスを食べる。
3人でもこの量は多い。
ムスメは大喜びで食べている。
このままだと際限なく食べるおそれがあるので、容器のふたにムスメ」の食べる量を入れた。
それでも多いくらいだけど。

妻と僕は、その残り(といってもかなりの量がある)を交互に食べる。
ハーゲンダッツのバニラ味は、シンプルでおいしい。

ある程度食べたところで、クルマを走らせて買い物に行くことにした。

ハレイワ方面に向けてクルマを走らす。

あるビーチで人だかりがあるのが見えた。
ここは海がめがいるビーチとして有名なところである。
「見たい?」と妻に聞くと、「見たい!」と言う。

パーキング(といっても整備されているわけではありません。道路わきにある空き地っぽいスペースです)にクルマを入れて、人だかりに向かって歩いていった。

「なんだあれ」。
亀より相当大きい躯体(くたい)の動物が見える。

「あしか?」。


厚いくちびる。顔についた砂は気にならないのかなあ。


全長は僕とおなくらいで、体重はおそらくこの動物の方が重いと思う。

「なんでここにいるんだ?」。

十数人が囲んでいるのに、ぜんぜん動じていない。
ときおりヒレみたいのが動く程度だ。
目はたまに開く。
顔はとってもユニークだ。
誰かに似ている。
それがだれだかわからないが、こういう顔をした人がどこかにいそうだ。(笑)


起こさないでね。


ハワイのビーチに、こんな大きな野生動物がいるなんてとても驚きだ。
ちょっと感動した。

もうひとつ人だかりがあるが、視線を見ると海の中を見ている。
さきほどまで海がめがいたが、海に入ってしまったのだろう。


海がめも見たかった。


僕らはそこへ行かずに、クルマに戻った。

ミニラニのROSSへ向かう。
フリーウェイは使わないで行く。

前回、道を間違えて違うROSSに行ってしまったので、今回は地図でしっかりと確認した。
ハレイワからミリラニのROSSはすぐ近くだ。
ハレイワに来たら、ここのROSSに行かない手はない。
「あ、違う」。
「ミリラニのROSSに来たら、ハレイワに行かない手はないだった」と妻に言う。(笑)
僕らは、ミリラニのROSSに来て、ノースショアに行かないで帰ることがいままでにあった。(非常にもったいないですね)


ここのパーキングはいつも混んでいます。今回はかなりはなれた場所になってしまいました。


ROSSで、妻はムスメの服や自分の服を見ている。
ムスメはおもちゃ。
僕はジョギングシューズとテニスシューズを探していた。
普通、店に行くときには商品があることが前提でいくが、ROSSには「欲しい商品はなにか」を探しに行くという感じだ。
「なにかいいものがあったら購入する」のだ。
「これが欲しい」というものはROSSにはなくて、「こういうジャンルのもので、なにかいいものはないかな」と探すと良いものがある(ことがある?)。

靴で欲しいものがなかったが、春や秋にジョギングをするときにTシャツの上に着る軽い上着があったのを発見して購入した。
妻は、プラスチックのパイプで接続しネット状の袋をかけて、そこに洗濯物を入れるようになっているモノを購入した。
よく見つけるなぁ、そのようなものを。

Food landでポキを買いたい。

「Food landに行こうか」というと、「疲れた」とムスメがいう。
ムスメと妻は先にクルマに乗って待つことにして、僕だけFood landへ行った。
ポキを売っているところへ行くと、ポキのトレイにはほとんど残ってない。
ワサビポキとかスパシシーポキはあるのだけれど、アヒ・ポキだけ残っていないのだ。
どうしようかと考えていたら、店員さんがアヒ・ポキをボウルからトレイにいれた。
僕の前にならんでいる人が注文したようだ。


Foodlandという名前、好きです。


運がいい。

マグロの色を見ると新鮮そうだ。(Food Landのポキは、トレイの中にたくさん入っているモノの方が新鮮でおいしいケースが多いです)
僕はアヒポキをハーフ(パウンド)を注文した。
そのほかはグアバジュースを買う。
ホノルル空港のカードラウンジでいつも飲んでいて、そのとき、今度ハワイに来たらお土産として買おうと思うがいつも忘れるモノだ。
このジュースはハワイを感させるもののひとつ。
今回は忘れずに購入できた
COSTCOで24本で6ドルちょっとという激安価格を見たけれど、さすがにそんなにいらない。


ここまで来ているので、どこかのROSSかワイケレにでも寄って帰りたいところだが、ムスメが「帰りたい」というので食事を買って帰ることにしよう。

フリーウェイは空いている。
日曜日だからだと思う。
平日は、夕方に渋滞が発生する。
しかし、今日はスカスカだ。

このクルマはアクセルを踏むためには少々チカラを入れる必要がある。
ペダルが重いという感じだ。
ちょっと踏むチカラが緩まると、とたんに周りのクルマにどんどん抜かされる。
上り気味の場合は特に注意が必要だ。
また、このクルマは重量があるようで、ブレーキの踏み方にも気をつける必要がある。
ブレーキは強力なのだが、下り坂で制動は注意が必要だ。

「ニミッツハイウエイ」という表示がでたので、フリーウェイを降りた。
また、やっちゃった。
本当はホノルル空港を過ぎたところでニミッツハイウエイに行くつもりだったが、空港の手前で降りてしまった。
以前、一人でハレイワに行った帰りに、この間違えをした。
それ以降、間違えた方を覚えてしまい、降りてしまうのだ。

ただ、今日は渋滞もしていなくて、大きな問題ではない。
急いでいるわけではないし、
「前回、レンタカーが停まってしまったのはこのあたり」と妻に説明した。

アラモアナの手前で左に曲がり、サウス・キング・ストリートへ入る。(本当はもっと前で入った方が走行距離が少ないと思う)

ワン・プラス・ワン・ドライブインにつくころには、すっかり暗くなっていた。
パーキングスペースにクルマを入れようとしたところ、店員さんがしゃがんでタバコを吸っていた。
休憩しているようだ。
僕のクルマのヘッドライトがまぶしいというしぐさをする。
まだクルマ動いているが、ヘッドライトを消した。
そろそろ閉店という雰囲気だ。
日曜日だから閉店が早いのかな。

チキンカツとモチコチキンのコンボと、エッグプラント・トウフとガーリック・シュリンプ・ブロッコリーのコンボを注文した。

コンボで頼むのは初めてだ。
いつも気になっていたが、単品で注文していた。

店内のイスで待つこと5分くらいか。
ずっしりと重い袋を渡された。
この重さがいい。

クルマに乗ると、ガーリックの香りが車内に充満した。
「おなかすいた」とムスメがいう。

僕はホテルに向かってクルマを走らせた。



僕とムスメが先にシャワーを浴びた。
冷蔵庫からビールを取り出してグラスに入れる。
ムスメはひえひえの水。

2人で乾杯。

妻がきてから食事にしよう。
僕はビールだけでも飲んでいられる。

冷たいビールが胃の中に入っていく。
おいしい。

プレートランチの容器のフタの部分をビクトリーノックスのナイフで切り取る。
小さいテーブルなので、フタはジャマになるからだ。

食事の準備はOK。

妻が来たところで、もう一度乾杯をする。
妻はオレンジジュース。
市販されているオレンジジュースのなかでもっともおいしいオレンジジュース(だと思う)。


おつまみに最高!アヒポキは、しょうゆはいれない味付けなので、ニコスピア38で付いていたしょうゆをつけて食べます。しょうゆの味がついているのは、しょうゆポキで違う商品です。


ワンプラスワンのプレートをコンボにするのはいい。
もっと早くからやっておけばよかった。


これはいい。


2つのプレートを注文すると4種類のオカズが楽しめる。
これからこれにしよう。
ちょっと値段が高くなるが、このメリットを考えるとお買い得である。


味が混ざらないようにチキンカツとモチコチキンにしましたが、色合いが悪いですね。(笑)


味付けが濃い目なので、ビールがすすんでしまう。
ゴハンにも合いそうだ。

今日も楽しかった。
ハワイに来てよかった。




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