「ハワイ一人旅、サーフィン、バイク、ハッピーアワー」 ハワイ旅行日記2012年1月。 

2日目
の後半

さて、次はサーフィンだ。


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クロスバイクを置いて、水着に着替えた。


ホテルのフロントに行き、「サーフボードを出したいのだけれど」といい、フロントのスタッフと一緒にストレージルームへ行く。


僕がレンタルしたロングボードを取り出すと、「 大きいね」とホテルのスタッフの人がいう。

僕も「大きいね」と笑う。


僕が泊まっているホテルからワイキキのサーフィンのポイントまでは、歩いて15分くらいかかる。

てくてく歩いていけばいいか。

昨年もサーフボードを持って日の出前から歩いてでかけていたっけ。


ただ、昨年と違うのは、サーフボードだ。


昨年のサーフボードは、COSTCOで購入したソフトタイプ(ボディボードの素材かもしくは似た素材)の軽量なもので、今回のハワイで借りたのは通常のサーフボードでしかもロングボードである。


サイズも重さ(素材)も違う。


片手で持てないくらいの重さではないので、右脇に抱えて歩く。


最初はいいのだが、しばらくすると腕がつらくなってくる。

信号で止まったときに、左手に持ちかえた。


しばらく歩くと、今度は左手がつらくなってくる。

そして右手に持ちかえる。


そんなことを繰り返していた。


風が吹くとものすごい負荷がサーフボードにかかる。


ここで思ったのは、ロングボードでサーフィンでかつワイキキ周辺のポイントに入るのではれば、オン・ザ・ビーチのホテルか、ビーチに近い場所のホテルに宿泊すべきだということだ。


今回の宿泊ホテルは、エコノミークラスのホテルで、ビーチから距離があるので、ビーチに行くまでに時間がかかってしまう。

今回の例で言えば、片道20分くらい(サーフボードを持っているので速く歩けない)で往復で40分かかる。

40分という時間は、ちょっと短いかもしれないが1回分のサーフインが出来てしまう時間になる。

4泊6日であれば、4日分で160分も失ってしまう。

これは大きい。


エコノミークラスのホテルとオンザビーチのホテルの違いは、ホテルの部屋や眺めサービスの違いはもちろんのこと、このような活動時間の差がでてしまうことも大きな差だ。


ただ、宿泊料金が100ドル以上、場合によっては200ドル以上もの差が1泊ででてしまうので、この差をどうとるかだ。


なんとかシェラトンワイキキの横に出てきた。

わき腹の筋肉がぴきっと痛くなった。

普段使わない筋肉を使ったからだろう。


さて、海に入ろう。

海を見ると波がないようだ。

波がある日でも波が来ないときがあるので、とりあえず海に入ろう。


この巨大なサーフボードの浮力は大きい。

187cmで体重が88kgの僕のカラダが乗っても沈む感じがしない。

パドルをしてもスピードが早い気がする。


性能がアップしているサーフボードを持っていても、波がこないと話にならない。


小さい波でもパドリングをして波に乗ろうするが、波に乗れない。

乗れるサイズの波ではない。

それと、ハワイに来て間もないので、パドリングも安定していない。

油断をするとバランスを崩してしまう。

うつぶせなのに。


ま、いいか。


午後のダイヤモンドヘッド、太陽の角度、海の水、冷たさ。

それらを見たり感じたりしているだけで、満ち足りた気持ちいなれる。


波がなくてもいい。

サーフボードクルーズをしたということで、波のないしホテルに戻ることにした。


実は、まだ次の予定がある。


バスケットボール観戦だ。

ハワイ大学のバスケットボールチームの試合を見る。

これはかなり貴重な体験である。


個人手配旅行が好きな僕でも、ハワイ大学のバスケットボールの試合を見に行くことはない。

家族でハワイに来ているのであれば、バスケットボールの観戦をするなんてことはありえない。

将来、ムスメがバスケットボール部にでも入れば別だが。


僕は高校時代にハンドボール部だったこともあり、競技として似ているバスケットボールは身近なスポーツであった。

体育の授業や球技大会ではバスケットボールに出場して、ある程度の実績(?)を残した。(といっても学校内のクラス対抗レベルです。笑)


そのバスケットボール、アメリカの大学生はNBAに行く選手もいるだろうから、迫力も違うはずで、期待している。


ホテルに戻り、シャワーを浴びて着替える。

さすがにハワイ大学のTシャツを着ていくのはやめておこう。

アメリカで大学のTシャツを着ているのはその大学の卒業生ということらしいからだ。



コナブリューイングのビールの栓を抜いて、コップに注ぐ。


グイッと喉に流し込む。


熱いシャワーを浴びた後のビールはおいしい。

この後の予定は自分でクルマを運転しないところがいい。

ビールを飲むことができるからだ。


さて、集合場所に行くとしようか。


ホテルを出てテクテクと歩く。

風が心地いい。


「バスケットボールの観戦は何人くらい行くのかな。どういう方たちなのかな。」なんてことを考えていた。


ひとりで参加するのは僕くらいで、他の人は複数人で参加しているだろうと思う。

他の方に話しかけるのもなんだし、ひとりでじっくりとバスケットボールをみようか。


集合場所に行き、受付をすました。

「出発までそのあたりにいてください」なんてゆるい感じである。

受付
右端の切れているところが受付です。

僕はその周辺をぶらぶらしていた。


しばらくすると、「それでは出発します」という声がかかり、クルマが止まっているところまで歩いていきバンに乗り込んだ。


バスが走り出すと、ちょっと小太りの見た目はアメリカ人だが日本語ペラペラの係の方が話し始めた。


日本語は上手だが、ノリはアメリカ系の話し方。

ジョークを混ぜた話し方だ。


そのジョークに過剰反応される方がいた。

僕と同じようにひとりで来ているみたいだ。

ひとりで来ると、僕みたいになにも話さなくなるか、この方のように過剰に反応するかのどちらかになるのかな。


これからのスケジュールや注意事項などを話す。

僕はハワイでオプショナルツアーを使うことはほとんどないので、このようなツアーは新鮮だ。


バスケットボールの場所は「スタンシェリフセンター」というところ。

自分でバスケットボールを見ることはないので、この場所に行くのは初めてである。


ワイキキからさほど遠い場所ではないはず。


夕方のハワイ。

ツアーのバスでバスケットボールの会場まで行く。

なんか新鮮だ。

どうやら到着したらしい。


試合開始までまだ時間があるようなので、他のお客さんもきていない感じだ。


「スタンシェリフセンター」の入り口で、係の人がチケットを配る。

このチケットで入るということだ。

そしてベンチに乗せる座布団を渡された。

ハワイ大学のマークがプリントされた四角い座布団。

いいね。

 

チケット配布前
人数はこんな感じ。


ぞろぞろとこのツアーのみなさんと会場に入っていく。

食事のブースがたくさん出ている。

コナビールをタップで提供しているのを見つけた。

後で飲めるのかな?


まだほとんどのお客さんは会場に入っていない。

試合前の練習をしている選手がいるだけだ。

 

会場
けっこう大きな会場です。

座席に着席したところで係の方から「これからの時間は食事や飲み物を楽しんでください。開始時間までに戻ってきてくださいね。」とのこと。


僕はコナビールのタップを提供しているところにまっしぐら。(笑)


ビールを頼む時、手首になにかを巻かれた。

腕
バドライト。

ビール
おつまみがアメリカンスタイル?

なんの意味かわからないけど。


グイッとビールを喉に流し込む。

おいしい。


部屋で飲んだときもおいしかったけど、この場所でこの雰囲気で飲むものまたいい感じだ。

おつまみは、チキンとポテト。

アメリカのつまみといえば、これ。


ぐびぐびとビールを飲んでいると、係の男性が来た。


「おいしそうですね」とビールを指した。

「一緒にのみますか!」と僕。

「仕事中だから・・・。」と彼。

「そりゃそうだけど、飲んじゃえば」と僕。

「やっぱりだめ・・・」と彼。


僕がよくても他のお客さんがダメと思うかもしれないので、仕方ない。

そく我慢した。(笑)


僕はビールを飲み干して、もう一杯コナビールを購入して席に戻った。


隣の席はもうひとりの係の人で、日本人の女性だった。

「バスケットをされていたのですか?」と話しかけてきた。

「ハンドボールなんですよ」と僕。

187センチの身長なので、バスケットボール経験者と思ったらしい。

彼女は学生時代にバスケットボールをしていたという。


なんてことから話はじめた。


試合が開始となり、バスケットボール観戦となった。


近くから見ているわけではないので大迫力というわけではないが、ダンクシュートを軽々と決めてしまうところがアメリカのバスケットボールだ。(日本人も大学生でダンクは当たり前?)

 

プレイ
フリースロー前

 


ハワイ大学が攻めているとみんな真剣に見ています。

どのスポーツもそうだけど、本当に上手な人のプレイを見ると、とてもカンタンそうにプレイをしているのに驚く。


「自分でもできそうだな」と思ってしまうようなプレイなのだ。


ある程度うまいという人のプレイを見ると、「すごいなうまいな」という感じだが、それを超える実力があると「カンタンそうだな」と思うようなプレイをする。


「いまのどこがファールなんでしょうか?」と、バスケットボール経験者の係の女性からきかれるくらい、彼らののプレイは動作が速くスムーズだ。


ハワイ大学の良いプレイがあると会場は大盛り上がりになるが、相手だとシーンとしている。

いいプレイなら相手でも称えてもいいと思うけど、その差がまたいいのかもしれない。

ハワイの人はバスケットボール観戦は、重要な娯楽のひとつなのだろう。

「食べて飲んで、そして地元ハワイ大学のプレイで盛り上がる。」ということだと思った。


僕は、ひとつひとつのプレイをけっこう念入りに見ていた。

自分の目を通してスポーツを見ることが最近なかったから。

ゲームのピリオドの間にやるチアガールの演技も自分の目で見ていた。(ので写真がない)


ハワイのスポーツ観戦、イイかも。

試合が終わってぞろぞろと会場から出て行く。

僕らも会場を後にしてバンに乗り込んだ。


ワイキキまで行って解散。


バンから降りて僕はマイク(ビールを我慢した係の方)に、「ビールでも飲みにいく?」と声をかけたが、「オクサンが待っているから」と断られた。

断られたといっても、軽い気持ちで声をかけただけなので問題はない。


僕はホテルに戻って、冷蔵庫からビールを出して飲んだ。

 


 

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