出発日と到着日
   

特急が停まる駅に到着すると、スーツケースを持っている人を見かけた。
さすがシルバーウィークだ。

今年は、日本の大型連休の旅行をすることになった。
春はゴールデンウィーク、そして今回のシルバーウィークだ。
ゴールデンウィークの時は、サーチャージ改定前で予約が閑散だったためによる特別格安プランの航空券がJALから発売され、それに乗った。
しかし、今回はそういう安い料金ではなく、まったく普通の料金である。


ハワイに行こうと考え始めたのが、ひと月くらい前。
約10日前までフライトすら取れていなかった。
そういう意味で、今回のハワイ旅行を「ムリヤリハワイ」と名づけた。
ムリヤリ休みを取ったりして、本当にムリヤリだ。
ハワイにいけることに感謝しよう。
普通はシルバーウィークに、ムリヤリでもハワイにいけないのに、いけてしまったのだから。


いつもはクルマで成田空港へ行くが、今回は電車で行く。
なぜなら、日本での発着の空港が違うからだ。

荷物は、ボディーボードと出張で使うローラー付きのカバンを持っている。
スーツケースは、事前に成田空港に送っているので、身軽である。

駅でパンを買い、特急に乗った。
車内は満席だった。
僕は、もっと空いているだろうと思っていた。
やはりシルバーウィーク、混雑している。

成田空港に到着した。
クルマで行くより楽だ。
クルマだと、格安駐車場の人にクルマを渡したり、クルマから荷物を運んだりと忙しい。
荷物は重いので、汗をかいてしまう。
その点、空港に荷物を送っていて身軽だし、電車から降りるだけでいい。
渋滞に巻き込まれるという心配もない。


空いています。


駅から空港までの間にある、トラベレックスでドルをJCBで購入する。
ここは簡単。
「200ドル分を20ドル以下のお札でください」といい、JCBカードを渡すだけでドルが買える。
紙になにかを書いたりすることがなくて、とても楽だ。
僕は、ハワイではほとんどをカードで支払うので、現金はさほど必要でない。
前回持っていたドルが150ドルくらいあるので、もっと少なくても良いかと思ったが、円高なので購入することにした。
残りが多ければ、次回の時にドルを買わなければいい。

人によっては、たくさんのお金をドルに換えている。
トラベレックスでは並ぶことがないため、他の人がどれくらいドルに換えているかわからなくなったが、銀行を使っているときは驚くほどの金額を両替している人がいた。
そのときの時間は夕方だったので、おそらくホノルル便に乗るのだと思う。
僕の両替額の何十倍もの金額だった。

そんなことを思い出しながら、ドルを買っていた。

次は、チェックインだ。


送る人かな。


送っていた荷物を受け取り、JALのエグゼクティブのカウンターへ行く。
乗るのはエコノミークラスだが、JAL CLUB-Aカードなので、エグゼクティブのカウンターでチェックインができる。
その他の特典として、搭乗マイルが25%多く付く。

今は、機械でチェックインが可能である。
しかし、僕らは確認したいことがあるので、有人カウンターでチェックインをしたい。
案内の係の人にその旨を告げて、空いたカウンターに行った。

感じの良い係の人が2人いた。
1人は研修中でもう1人はその指導係だった。

スムーズに手続きをしてくれる。
そこで、ダメモトで「成田からホノルル直行便が空いていたら、変更してもらえませんか?」とお願いした。
「確認してきます」と言って、指導係の人がどこかへ確認に行ってくれた。

数分後に戻ってきた。
しかし結果は、「お客様、申し訳ございません。お客様の購入したチケットでは変更はできないようです」とのことだ。
もちろん、変更できないのはあらかじめわかっていた。
ただ、僕の購入した時期は、出発7日前(その日を含めば8日前)である。
そのときに直行便の購入ができなかった。(表示がない)
もし、そのときに購入できる便があれば購入している。
何が言いたいかというと、「空きが発生しているのであれば、そのときに表示してくれれば購入できた。しかし、表示していなかった。
もし、今、空きがあれば変更してくれてもいいじゃないか」という身勝手な希望だ。

ダメでもともとなので、もともとのことだ。
セントレア経由を楽しめばいい。

「ESTAの申請はされましたでしょうか?」。
僕は前回の旅行の時に、登録したにもかかわらず登録されていなかった。
そのため、JALが用意したイスの設置されていないパソコンの前で、中腰のツライ姿勢で登録をすることになったのだ。
今回は、登録をして、きちんとその画面を印刷してきた。

「KYO−G様の分の登録が確認できません。奥様とお嬢様の登録は確認できました」という。
今回、僕は新しいパスポートなので、登録がうまくいかなかったのかもしれない。
妻とムスメは前回と同じパスポートである。
パスポートの期限切れか、2年を超えたら再度申請する必要がある。
ということは、妻とムスメの申請は必要ない。
しかし、念のため、全員分の申請を行っている。

「承認の番号があるので、大丈夫だと思います。ホノルル空港でこの証明を見せる必要があるかもしれません。」という。
ま、いいか。
なんとかなるだろう。

チェックインを済まして、次はケータイを借りに行く。


ここも空いています。レンタル料無料で、しかも通話料から500円引き!


ふと見ると、エコノミークラスは大混雑だ。


混雑。


空港は、全体的に人が多い気がしました。

僕は並ぶのがキライ(好きな人はいないでしょう)なので、JALカードを持っていて良かったと思った。

JCBで海外旅行の手引きやウエットティッシュ、アロハストリートをもらい、カード会社のラウンジに行く。

ムスメはここを楽しみにしている。
なぜならオレンジジュースをたくさん飲めるからだ。

僕は、ビール。
アルコール禁止規制(ムスメが小さいときに、妻と一緒に機内でお世話をするので、アルコールを飲んで寝てしまわないように規制をされていた)の解除により、ビールを飲むことができるようになった。
妻は飲まないが、ビールを頼んでもらった。
1人1本が無料サービスなので、2本飲むことができる。(せこいって言えばせこい?笑)

ビールは冷えていない。
たくさんの人がこのカードラウンジに来ていて、ビールが冷える前に捌(は)けていくのだろう。
僕はグラスに氷をいれてビールを飲むことにした。

ハワイアンスタイル。

しかし、ビールはスーパードライ。
このビールは辛口だけれど、味の濃さとしたら薄い部類にはいるものだと思っている。
そのビールの味がもっと薄くなってしまった。

混雑していたら大変なので、早めに出国することにする。
そうしたら、思ったほど混雑していなかった。
出国のピーク時間は過ぎたのだろう。

僕らは、出国した。
そして飛行機に乗る。
しかし、行き先は名古屋、セントレア空港だ。

搭乗開始となった。
飛行機は小さいが、ファーストクラス、エグゼクティブ、エコノミーと3つの座席を持っている飛行機だった。
国内間を飛ぶが国際線なのだ。

僕は初めてファーストクラスの座席を見た。
エグゼクティブクラスの座席には乗ったことはあるが、ファーストクラスは初めて見た。
広くてステキだ。
ただ、飛行機という移動手段ということを考えると、ムダに広い感じがする。
僕はホノルルまでなので、7時間ちょっとのフライトを基準に考えているからかもしれない。
これが16時間とか、それ以上のフライト(ってあるの?)で、その時間をビジネスとして必要であったり休養する時間にあてるなら、必要な人もいると思う。

ホノルル便ならエグゼクティブクラスで十分だ。(もっとも、ファーストクラスの設定があるホノルル便は少ないです)

ホノルル便は、夜に飛ぶ。
機内食とかそういうものはまったくいらないから、カプセルホテルのような飛行機を作ってほしいと思う。
機内で寝られるようにしてくれるのが、がもっとも良いサービスだと思う。

フライトはおよそ1時間。
僕はビールの影響か、少々うとうとした。
1時間のフライトはスグだ。

セントレア空港に降り立った。


建物はキレイです。


「何にもない」。

DFSも半分以上閉店している。
フードコートは、ラストオーダーを終了している。(ひどい!)
照明をおとしている場所が多い。(エコで良いですが、明かりが暗い分、気分も暗くなります。笑)


この場所だけ。成田空港と比較してはいけませんね。


ムリヤリ立派に作ってしまったが、フライトが少なくて閑散としている感じだ。
もっとも、夜の便なので、ほとんどのフライトは終了してしまっているから仕方ないのだろう。

でも、「大丈夫か、セントレア?」という印象を持ってしまった。

ムスメはキッズ広場みたいな場所で顔に汗をかきながら、遊んでいた。
いま、一生懸命あそんでおけば、疲れて飛行機で寝ることができる。


フライト前だからといっても遊びを加減しないのが、コドモのすごいところ。みんな本気です。


イーモバイルからブログに書き込んだり、デジカメでムスメの写真をとったりしていた。
そして、ハワイでお土産を渡すので、坂角総本舖の海老せんべいの「名古屋限定黄金缶」を購入した。(成田で購入するときは「白い恋人」を買っています。白い恋人って、つい、冬の恋人って言っちゃうんです。よく考えると、冬の恋人ってそのときだけの人みたいで少々問題アリですね。笑)


スタバあり。


搭乗口付近のイスに座って搭乗開始を待っていた。
トイレから戻ると妻が、「JALのアナウンスで呼ばれてたよ!」という。
僕はJALの係の人に呼ばれたことを伝えると、パソコンの前にいる係の人のところまで連れて行かれた。

「ESTAの申請はされてますよね?」という。
ESTAのコトか。
「はい、しています。成田でも確認がとれないということで、承認のエビデンス(証拠)をホノルル空港で必要になるかもしれないと言われています」と答えた。
「場合によっては、ホノルル空港で入国に時間がかかるかもしれません。よろしいでしょうか?」。
「わかりました」。
ここで、「イヤです!」と言っても、どうしようもないだろう。

機内に乗り込んだ。
セントレアから飛び立つといっても、なにが変わるわけではない。


おつまみとして・・。


エビスビールを飲んで機内食を食べた。
機内では本を読むようにしているのだが、今回は、「ターミネーター4」をやっていたので、それを観る。
僕はターミネーターシリーズ、けっこうというかかなり好きなのだ。

**********************************************

映画が終わったので、寝ることにした。
眠れなくても目をつぶっていることが重要である。

ムスメは機内食を食べないで寝続けていた。
目を覚ますと、「今回の飛行機はお弁当がでなかったね!」という。
妻は、「そうだね」と答える。

キャビンアテンダントさんから、「お嬢様のお食事はどうされますか?」と訊かれたので、ちいさな声で、「いりません」と言った。

**********************************************

シェードを開ける人が出てきて、機内が明るくなってきた。
もうすぐホノルル空港に到着するんだ。

ハワイか。

僕らは半年前にも来た。
しかし、それは遠い昔のように感じていた。


飛行機の窓から見えるハワイの海は、本物のハワイの海には見えなくてなにかの写真のように見えた。
まだ、実感としてハワイを感じていない。

着陸したときの振動や音が、ハワイに来たことをカラダで感じることができ、窓から見えるホノルル空港の景色が、ホンモノに見えてきた。

WIKIWIKIバスに乗る。
僕はこのバスに乗るのは何年ぶりなのだろうかと考えるほど乗っていない。
僕はこのバスが廃止になったものだと思っていた。
「あのWIKIWIKIバスってハワイに来たって実感するんだけどな。なくなっちゃったのは残念だ。」と思っていた。
しかし、いざ、満員のバスに乗ると、無いほうがいいかもなんて身勝手なことを考える。(笑)

あ、そうえば、このバスの写真を撮ろうと思ってカメラを構えたら、係の人に止められたっけ。
ここは撮影禁止区域らしい。

入国審査は、さほど並ばずに進むことができた。
今回、指の指紋を両手ともに5本すべて登録する。
前回より厳しくなっている。

係の人はとてもにこやか。
人柄もよさそう。
入国審査の係の人がにこやかな人は多くない。
むすっとしている人が多い中、貴重な存在である。
笑顔で対応されると旅行が楽しくなる。

入国審査を済まし、荷物を取る。
旅行者から税関申告書を受け取る人も、にこやか。
先ほどの係の人もにこやかだし、今回もそう。
なんか、いい感じだ。

外へ出ると、日差しの感じがあきらかに日本とは違う。
日差しは肌にしみこむ。

道路を走るクルマのエンジンの音は、排気量の大きいクルマが多いせいか、暴力的だ。
「がおー!」といけたたましい音を立てて、走っていく。
そんなものが僕の気持ちをハワイモードに変えていくのだ。

「じゃ、クルマを借りてくるから」と言って、ブースター(チャイルドシートの下の部分)を持ち、ムスメとダラーのバスが停まるところへ向かった。

何台か他社のバスが通ったあと、ダラーのクルマが来た。
僕は大きく手を振って乗る意志をアピールした。

僕とムスメはいちばん奥に行き座席に座る。
後から乗ってきた関西弁をしゃべる20歳代後半のグループ、男性1人と女性3人、が僕らの周囲に座った。

彼らはハワイのガイドブックを見ながら、いろいろ話している。
ダラーでレンタカーを借りるのも初めてのようだ。

バスはクルマを返却するカウンターで停車し、一組のお客さんを降ろす。
関西弁のグループはそこで降りようとしていた。
ダラーのドライバーは、「ここは借りるカウンターではないので、降りないでください」と言っているが、それが聞こえないのかわからないのか、ぞろぞろと降りようとしている。
黙っていようと思ったけれど、つい、「ここは借りるカウンターではないので、降りる必要はないですよ」と言ってしまった。
リーダー的な存在の男性が、「ここは降りるところとちゃうって(関西弁、こんな感じだった)」と言ってみんなに案内していた。
彼らは、僕の言うことにしたがって、バスのシートに座った。

「パパは、みんなのリーダーみたいだね。」と、ムスメは言っていた。
幼稚園で「リーダーきめまーす!」とか、やっているのかな。

混みすぎでしょ。


ダラーのカウンターは混雑している。
到着時間が遅いので、アメリカ本土から来る人もいる。

僕が並んでいると、先ほどの関西弁のグループの2人が僕を抜かして列にするっと入ってきた。
さすが関西の方。

僕は、「関西弁を話す人は、並んでいるところにスキがあると必ずそこに入ってくるの法則」を学生時代から学んでいる。
学生や社会人になりたての頃、スキーで八方尾根に行っていた。
地域的に関西と関東の両方からアクセスしやすい場所なので、半分半分くらいの比率だったと思う。
リフトやゴンドラを待っている時に、スキがあると必ず並んでいても抜かされた。

それをすることに悪気はないのだ。
スキがあると、そこに行ってしまう習性なのだ。たぶん、スキを作るのが悪い。

今回も特に気にしていない。
ここはハワイ。
のんびり行こう。
ひと組に抜かされたってどうってことはない。

その点、アメリカ本土の方は、並んでいるのを抜かすことについてすごく気を使う。
並んでいるのか並んでいないのかわからないような並び方(並んでいるのです)をしていると、必ず訊かれる。
「ならんでいますか?」と。
そのため、ファストフード店やプレートランチ店で「メニューを決めてないので、並ばない(並べない)状況の時は、立ち位置に注意しないと、なんども「並んでいますか?」と訊かれることになる。


こちらのレンタカー会社は・・。


僕の番が来た。
何度も借りているので、なにが必要か、なにを聞かれるか、わかっている。
スムーズだ。
だからアメリカ本土から来る人より時間が短く済む。

ただ、「ロードサービス 救援オプション」を執拗にすすめてくる。

保障内容は以下の通り。
・鍵の閉じ込み
・ガソリン補給し忘れによるガス欠
・トラブルによるレッカー牽引
・ライトの消し忘れによるバッテリー上がり
・スペアタイヤ交換

ま、大丈夫だろう。
「No,Thank you」と断った。
係の人はとても不機嫌になった。
これって、なんらかのインセンティブがあるのかもしれない。

キーを受け取る。
水に濡らすとクルマが動かせなくなる恐ろしいキーだ。


ここの雰囲気、好きです。


どんなクルマかな。
8日間付きあうことになるので、クルマは重要だ。(と言って、気に入らないからといっても帰られないですが)

自分の番号のところにあるクルマを見ると、白いステーションワゴン(カテゴリーは、フルサイズ)がおいてあった。

悪くない。

荷物の多い僕ら(帰りに多くなります。笑)にはちょうどいい。

ムスメのブースターを設置してムスメを乗せた。
ラジオをつけると、KINE。
ラジオからハワイアンが流れた。
運がいい。(笑)
僕は、KINE以外のラジオ局は聞かない。
そのため、KINEにセットされていると、チューニングしたりプリセットしているかどうかをチェックしなくて済む。

照りつける太陽。
そよそよと流れる風。
ラジオから聞こえてくるハワイアンミュージック。

左ハンドルのシートに座り、ミラーの位置を調整する。
サイドミラーの僕の好みは、ドアがほんのすこしだけ見える位置だ。
これがちゃんと決まっていないと気持ち悪い。
なんか見えていない場所がありそうで怖いのだ。

妻のいるところまでクルマを走らす。

荷物を積んで出発だ。
今回はホテルへ直行する。
前回の時に、いろいろなところへ行ってからホテルに行ったところ、チェックインのピークが過ぎていて、ホテルの部屋の選択肢が少なくなっていたようで、チェックインまで待たされてしまったからだ。
また、荷物を積んだまま買い物に行ってしまっていたが、それもなんとなく不安で落ち着かなかった。

いつものホテルが見えた。

いろいろなホテルに泊まるのも良いと思うけど、慣れているホテルに泊まるのはいい。
僕は保守的なのか、新しいホテルを積極的に体験するタイプではない。
お酒を飲みに行く店も新規開拓をせずに気に入ったところに行くタイプである。
もっとも、このホテルが、僕らにとって、快適であり他のホテルに帰る理由がないからというのが、いちばんの理由である。

ホテルの車寄せにクルマを停めた。
そこにいるベルさんは、顔なじみの人だ。
このベルさんの紳士的な振る舞いを気に入っている。

クルマから降りると、簡単なあいさつと握手をした。
「これから滞在期間、よろしくお願いします」という意味を込めて、チップを渡す。

僕はそのままチェックインの手続きに行く。
フロントで対応してくれる人は韓国系(その人のルーツという意味です)のスタッフだ。
この方は、きっちりと対応してくれるという印象を持っている。
どこでこの方と接したか覚えていないが、過去の滞在で話をしたことがある。

前回のハワイで、僕らの希望する眺めの部屋でなかった(だが、悪くはない)ので、今回はきっちとリクエストをした。
「アラモアナビーチパークが見える部屋にしてほしい」と。
アラモアナビーチ側のタワーの部屋に、希望の部屋があるという。
「じゃそこでお願いします」と言ったが、確認するのを忘れていたことがあった。
それは、ツインルームかどうかである。
ダブルベッドは充分大きいのだけれど、僕もそれに合わせて大きめなサイズ(187cm、体重85キロ・・到着時)なので、ツインがいい。

「ツインベッドのへやですよね」と訊く。
「ダブルベッド1台の部屋です」という。
ダブルベッドの部屋だった。
「ツインにしてほしい、そして念のため部屋を確認させてほしい」とリクエストをした。

提示されたのは、そこそこ高めの階で、アラモアナビーチパークがしっかりと見える部屋のルーム番号だった。
「確認をお願いします」と1枚カードキーを渡された。
しかし、部屋の番号から希望通りの部屋に間違いない。
妻にも番号を確認し、部屋に行っての確認をせずに「OKです」と答えた。


アラモアナビーチの波のチェックも可能!


部屋へ行くと、まさに僕らが望んでいた眺めだ。
僕らのハワイといえば、この眺め。
もっと良い眺めのホテルがあるかもしれないけど、いまの僕にはここがベストである。

荷物が運ばれて、スーツケースから着替えをとってバスルームへ行く。
シャワーブースに入り、少々熱めのお湯でシャワーを浴びた。
移動の疲れをシャワーのお湯が流してくれるような気がする。

さて、外出しよう。
COSTCOでビールやミネラルウオーター、お土産、そして滞在に必要なものを買いに行く。
夕食も買ってこよう。

「ハワイカイはどう?」と妻がいう。

いまはシルバーウィーク。
「これから日本からたくさんの人が来て、さまざまなところに繰り出してくる。ハワイカイのロスドレスもその射程内にはいる。そうしたとき、僕らの買いたい商品がなくなってしまう恐れがある」と妻は考えたようだ。

COSTCOもあるので、ちょうどいい。
行きたい場所が近くにセットであると、とても効率がいい。

「おなかすいたー」とムスメが言う。
それはそうだ。
機内食を食べていないし、朝食用のベーグルも好みではないらしく食べていない。
機内で食べたものといえば、特急電車に乗るときに買って残っていたパンくらいである。
それも、セントレアに行くときの便の中で食べている。
おなかが空くのは当然だ。

ワイキキを抜けて、レインボードライブインにいく。
ミックスプレートとサイミンを買うためである。
この2品はムスメが食べた実績があるので、安心して買うことができる。


そういえば、こんな写真を表紙にしているハワイの本があったっけ。


レインボードライブインは相変わらず混雑していた。
日本人の観光客ではなく現地の人がたくさんいた。
土曜日ということもあるのだろうか。

ミックスプレートとサイミン、そしてアイスティーを買ってクルマに戻った。

海の見える場所で食べよう。
景色の良いところで食べる食事は、味を引き立てる。
僕らが良く行く公園に向かった。

レナーズに日本人らしき人であふれていた。
外まで並んでいるようだ。
すごい。
クルマの数は多くないというか2台程度しか停まっていないので、トロリーかなにかのルートになっているのかな。

ムスメは我慢ができなくなってレインボードライブインのミックスプレートを食べたいといい出した。
仕方がないので、妻がレインボードライブイン特有の持ち帰り用の箱をあけて、いくつかのお肉を食べさせた。
ミックスプレートのおいしそうなにおいがクルマの中に充満する。

公園に到着。
半年振りに来たのに、そんな気がしない。
つい最近、ここへ来たような感じだ。

「あ、そうか」。
前回の滞在日記を数日前に書いたのだが、この公園に来たことを書いていたのだ。
写真を貼り付けているので、久々に来た気がしなかったのだろう。

日陰のベンチを探し、プレートランチを開ける。
マカロニサラダを一口食べた。
マカロニサラダは、ハワイでしか食べない。
それがハワイを感じさせてくれる。

日差しが強いが、風も強い。
風は、風力が強くて寒くなってしまうくらいである。

気持ちいい。

ミックスプレートについているタルタルソースをたっぷりとチキンカツにつけて、食べる。
おいしい。


食べかけですみません。


僕はここのタルタルソースが好きだ。


がっちりとキープ。


ムスメはサイミンをほとんど一人で食べてしまった。


気持ちよい風が吹いています。


少し食休みをしてから、買い物に向かう。

僕は、ハワイカイのCOSTCO&ROSS DRESS FOR LESS(ロス・ドレス・フォー・レス)がある場所への曲がる道をいつも妻に確認してしまう。
似ているような道路が曲がるべきところの前にあるのだ。
気を抜くと、こんどは曲がらずに通り過ぎてしまう。

まずはROSS DRESS FOR LESS(以下ROSS)へ行く。
僕は、前回のハワイ同様、今回のハワイでも自分の服などは必要最低限しか買わない予定である。(お金使いすぎ?という気分になっているからです)


雲がいい。


妻とムスメはいくつかの商品を購入した。
荷物をクルマに載せ、そしてCOSTCOの近くへ乗っていった。


駐車場は混んでいます。土曜日だからかな。


買うものはいつも同じ?


こんなケーキもありました。買っていませんが。もし、誕生日をハワイで迎えるならば、買ってみてはいかがでしょうか。



ここでは、ミネラルウォーターとビール(なんと2ケース。笑)、お土産とえびチップス(これはイミテーションの味付けなのですが、なんかすきなんですよね。これ。)、ざくろジュース(妻、絶賛!でした)、世界一おいしいオレンジジュース、お土産のチョコとナッツを購入した。
ムスメが「アイス食べたい!」というので、COSTCOのフォローズンヨーグルトを購入した。

ニコスピア38のプレートを買いたいところだが、今日は土曜なので閉店時間が早い。
それもあり、ハワイカイに来たのだ。
ニコスピア38の閉店時間が17時の平日だったら、そちらの方面のCOSTCOに行く。
ROSSもワードセンターに行く。

今回は、ムスメの好きなOne Plus One Drivein(ワン・プラス・ワン・ドライブイン。)に行く予定だ。


雰囲気いいです。なんとなく。


その前に通り道にあるカハラモールのWHOLE FOODS MARKET(ホール・フーズ・マーケット。以下、ホールフーズ)に行く。
「有機野菜のサラダバーでもどう?」と言っていたし、妻も興味があるようだ。


高級感があります。


ムスメがトイレに行きたいと言うので、妻が連れて行った。
僕は、ポキをハーフパウンド購入して、レジを出たところのイスに座った。(一人がけのイスと長いテーブルが窓に沿って設置されています)

戻ってきた妻は、エコバックを自分の分と友人の分を購入した。


スペシャルのボードには、、いつ行っても同じものが書いてある気がします。(笑)


僕は、ワン・プラス・ワン・ドライブインに行き、チキンかつとえびチャーハンを購入した。
渡された袋は、とってもヘビー級な重量だ。
重いということを知っていても、持つと改めてここの量の多さを感じる。

ホテルへ戻る。
ビールやミネラルウォーターを自分で運ぶ気はない。
ベルさんにお願いして部屋まで持ってきてもらう。

クルマから降ろしてもらって、僕はパーキングにクルマをとめに行く。
バレーパーキングではなくセルフにしている。
バレーもリッチな気分でいいのだけれど、僕が朝に海に行ってその後に外出するというパターンなので、何度も出し入れしてもらうことになる。
また、自分でクルマに乗った方が時間が早い。
しかし、「ハワイでフスサイズ級のクルマを借りたが、パーキングに停めるのはめんどうだ」という方には、バレーパーキングはおすすめだ。


部屋に戻ると、すでにビールがあった。
「もしかして、チップをあげてない?」と僕がいう。
なぜなら、ドルを持っているのは僕だけなのだ。
妻はきちんとベルさんに、「ドルを持っていないから、後ほどお渡しいたします」と言っていた。

でも、その人がいついるかわからないので、ベルさんがいるところまで渡しに行った。
こういうのは、僕の性格から、きちんとしておきたい。


新鮮なマグロ。


ポキをつまみながら、氷を入れたグラスでビールを飲む。(ビールが冷えていないから)
チキンカツはさくっとしていて、おいしい。


さくさくです。


チャーハンはぱらっと仕上がっているし、味付けもしっかりしていて、おいしい。


えびもたっぷり。


無事、ハワイに到着した。
よかった。


1日目へ